男の腰を打つ音が部屋中に響く 「はっ、ん、ぁ!ぁあ、」

  • 2019-2-20
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古い壁を窓を、叩く雨
誰かが訪ねてきているようにもとれる雨
その雨音すら侵してこないこの部屋で、上半身を裸にして男と抱き合う
息を荒くする男に何を言ったらどこに触れたら悦ぶなんてわかってる
丸見えのスイッチを押していく、みたい
下半身の熱に身を委ねている男と再び体を交わせる
「っ、あっ!ん、」
喘ぎも、嘘ついて男に跨り熱くいきり勃つ其れを中に激しく擦る
自分の気持ち良い場所に当てると、思わずゾクゾクと背中を反らす
唇を震わせ、目の奥から感情の波が溢れ出すその感覚にきゅうと下腹部に力を入れる
男の方も、私のその反応に酔いしれる
男の腰を打つ音が部屋中に響く
「はっ、ん、ぁ!ぁあ、」
脳天まで欲望が支配して、目の前を塞ぐ
徐々に早くなるその打ち付けと、男の切羽詰まったような声
もう少しで達する、その刹那、捻り忘れられたシンクの蛇口から垂れる
音が邪魔で、長い髪を梳かす男の手に集中出来ない
何度も何度も奥に押し付けられる熱さに男に集中しろよと言われているような気がした
男の熱いものが、お腹に注がれて熱さに満たされる
はぁと肩で呼吸する男の背に手を這わせ私も達する。背を反らせビクビクと腕に力を込めた
空っぽの頭の中に邪魔な音が、幾度も、反響してる
胸を上下させる程、呼吸が浅い。

「 「可愛いね。」 」
体を満たしていた熱が、肉体を満たしていたはずの熱が、全てベッドのシーツに取られていく。
近づいてくる男の唇を咄嗟に手の甲で塞ぎ、ごめん、と謝ってソファに掛かるワンピースとコートを掴み、慌てる男を置いて一人、部屋を出た
傘を忘れ、雨の中ヒールを鳴らし水溜りを蹴散らす
体の芯まで濡れていくと、心から熱い記憶を辿り自分の濡れたままの唇に触れる
指先の感触があの人の唇に変わり、何度も何度も擦り切れるまでその記憶を再生した
たった一度だけの口付けで思い出す全身の火照り
熱かった、涙の痕が消えない口付けがため息に溶けた
「サイアク」
下着まで濡れてしまった服を洗濯機に乱雑に入れて、布団に倒れ込む

貴方は今何をしてるの
あれから色んな男に抱かれたわ、それでも貴方の温さだけは消えないの。

ここには居ない貴方のあの香り、冬の香りに包まれながら一人欲望を貪る
中に吐き出されたあの男のドロドロとした欲の塊を掻き出す
熱が覚めると、また襲われる貴方の熱さ
どんな人でも埋まらない、私の風穴と
放置して治らないままの傷口
誰と抱き合っても、誰と交わっても、
本当は、貴方の温もりだけは冷めて欲しくないと思ってる。



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