LBGTとSOGI

  • 2020-9-16
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LGBT(エル・ジー・ビー・ティー)という言葉に続き、新たに注目されつつあるのがSOGI(ソジ)という言葉です。

SOGIとは、どの性別を好きになるかを表す「性指向(Sexual Orientation)」、自分の性別をどう認識しているかを表す「性自認(Gender Identity)」の頭文字を取った言葉です。性自認とは、自分自身の主観的な性。自分は男だと思うか、女だと思うか、どちらでもないと思うか。性指向とは、恋愛感情や性的欲求がどの性に向くかを表したものです。

性指向と性自認は、セクシュアルマイノリティであるかないかに関係なく、全人類に関係することです。つまり、SOGIは誰もが持っている要素です。それぞれが自分自身の中で自分のSOGIについて考え、自分のセクシャリティの位置を決めることになります。

性別と聞くと、多くの人は生物学的な身体の違いを想像するでしょう。しかし、実は人の性別には3種類の捉え方があります。セックス(Sex)は、生物学的な身体の性別、ジェンダー(Gender)は、社会的に役割を期待される性別、セクシュアリティ(Sexuality)は、個人の性的な事柄を包括的に示す性別です。

生物学的な身体の性別については、男性と女性だけではなく、両性の身体的特徴を持って生まれる場合もあるため、必ずしも2種類に分類できる訳ではありません。

ジェンダーとは、社会的・文化的につくられる性を指します。簡単に言えば、それぞれの社会でつくられる男らしさや女らしさの基準やイメージです。例えば、女性だから料理が上手でなければならないというのは、ジェンダーによる偏見の典型例と言えます。

セクシュアリティとは、包括的な概念であり、身体の性別、心の性別(性自認)、誰を好きになるか(性指向)、の3つの組み合わせで定義されます。セクシュアリティは無限大であり、人の数ほどセクシュアリティがあるとも言えます。

LGBTとは、女性同性愛者(Lesbian)、男性同性愛者(Gay)、両性愛者(Bisexual)、トランスジェンダー(Transgender)の各単語の頭文字を組み合わせた表現です。

LGBは性指向に関わる概念、Tは性自認に関わる概念であり、位相が異なります。

性自認(GI)は、どのジェンダーに所属するかということで、自分の身体的性差に違和感を抱いていない場合はシスジェンダー(Cisgender)に、違和感を抱いている場合はトランスジェンダーに分類されます。身体の性と心の性が一致する、あるいは一致しないという表現が用いられることもあります。なお、違和感を著しい苦痛と感じれば「性同一性障害」と診断されますが、そうでなければ、性同一性障害(病気)ではありません。

性自認とは、自分が自分の性別をどう認識しているかということです。例えば生物学的には男性として生まれたが、心の性別は女性であるなど。性別適合手術を受ける人もいますが、性別適合手術に対する考え方は個人個人で異なるので、身体の性別と心の性別が一致しない人のすべてが性別適合手術を希望しているという訳ではありません。

性指向(SO)は、性自認を基準に、異なるジェンダーに性愛を感じる場合はヘテロセクシュアル(heterosexual)、同じジェンダーに性愛を感じる場合はホモセクシュアル(homosexual)、両方に対して性愛を感じる場合はバイセクシュアルと分類されます。

両性愛のより広い概念である汎性愛(Pansexuality)は、相手のジェンダーが何であるかに関係しない性指向です。つまり男性、女性、トランスジェンダーを問わず、多様な性自認の人に性的魅力を感じることを言います。

この他、性別を問わず他者に対して恋愛感情も性的欲求も抱かないアセクシャル(Asexual)や、自分の性別を定めることに違和感を覚えるクィア(Queer)も存在します。

性指向は、性的欲求を含む恋愛感情を意味することもあれば、性的欲求を含まない場合もありますが、すべてを包括して性指向と呼ばれています。よって、その実質は人によってまちまちです。

性自認と性指向が次元の異なる概念であることの認識が広まっていけば、ゲイの人は心が女性だから男性が好きだろう、というような、性自認と性指向を混同した社会的な誤解は解消されていくと思われます。

性自認と性指向については、成長の過程で自分の認識が変わるなど、流動的な場合もあります。物心ついた時から心と身体の性別の違いに違和感があった人もいれば、思春期になって感じ始める人もいます。50歳になって初めて、何かのきっかけで、自分の中に押し殺していた気持ちに気づいたという例もあります。

一方で、性自認や性指向の概念を持たない人も存在します。自分が男性だとか女性だとか区別すること自体に違和感を持つ人や、異性にも同性にも恋愛感情を抱かない人もいます。

このように、身体の性別、性自認、性指向の3つの組み合わせによって決まるセクシュアリティには、無数の形が存在します。一般にストレート(Straight)と呼ばれる、身体の性別と心の性別が一致しており、異性を好きになる形も、この無数のセクシュアリティのパターンの中のひとつです。

次回は、最近話題になっている性的同意について、書いてみたいと思います。

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