性的同意の取り方(続編)

  • 2025-3-25
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性的同意とは、性行為の際にお互い積極的に性行為を望んでいるか確認をとることです。性行為には、セックスだけに限らず、手をつなぐことや身体に触れること、キスすることも含まれます。

性的同意が必要な理由は、無意識に相手を傷つけないため、です。性的同意をきちんととらないと、自分はパートナーが嫌がっていないと思っていたのに、実はパートナーは嫌だと思っていた、なんてこともあり得ます。では、具体的に性的同意はどのようにとればいいのでしょうか。

性行為に対して、自分や相手の気持ちを考えるときに気をつけたい4つのポイントを紹介します。

①その相手との性行為を望んでいるか

②性行為をしたい時であるか

③性行為をしたい場所であるか

④避妊や性感染症予防についてお互い納得ができている方法がとれているか

これらの4つのポイントについて、対等な関係で、積極的な同意が行われることが重要です。例えば会社の上司と部下など力関係が明確である場合、部下から上司に対してはっきりと「嫌だ」と意思表示をするのは難しいこともあるでしょう。誘う側の立場の場合は、「NOと言っても、今後あなたが不利益になることはない」ということを、一言添えるとスマートです。性的同意において平等な関係であり、NOを示しても不利益がない関係であることはポイントです。なお、関係が破綻したときに、同意があった場合でも不同意であったと主張されることもあるので、留意が必要です。

性的同意がきちんととれているかどうか、考えてみましょう。

①二人きりでデートに行くことは、性行為を前提としている、②キスをしたら、性行為をしてもいい、③相手がイヤと言っていても、「イヤよ、イヤよ、も好きのうち」なので、性行為をしてもいい、④相手がイヤと言っていなかったら、性行為もOKのサインである、⑤酔った勢いで、性行為に及ぶのはしかたがない、⑤互いに成人していれば、性行為の際に同意を求める必要はない、⑥家に泊まるのは、性行為をしてもいいというサインだ、⑦付き合っていれば、性行為をするのは当たり前だ、⑧同じ相手に、毎回、性行為の同意をとる必要はない、⑨ナイトクラブやハプバーに来る人は出会いや性的交遊を求めて来る人が多いので、性行為に際して同意をとる必要はない。以上は、性的同意NGリストです。これらの1つでもあてはまる場合は、性的同意がとれていないおそれがあります。

注目したいポイントは、次の5つです。

①カップルや夫婦であっても、いつでも性的同意がとれているわけではない、②男性が性行為をしたくないと思うことがあるのも当然、③「イヤよイヤよ」は「嫌」である、④男女が二人きりになったとしても、それは性行為OKでもない、⑤拒否されないということが同意がとれているわけでもない、ということです。

例えば、お茶をする場合のことを考えてみましょう。①紅茶を淹れても飲むか飲まないかは相手の自由であり、無理やり飲ませてはいけない、②「紅茶は必要ない」と言われたら淹れてはいけない、③「必要ない」と言われたことに対して怒ったり、無理やり飲ませたりしてはいけない、④意識のない人に無理やり紅茶を飲ませてはいけない、⑤先週飲みたがっていたからといって今週も飲みたがっているわけではない、ということです。

この「紅茶」を「セックス」に置き換えると、同意のないセックスがどのようなものか想像できるのではないでしょうか。

性的同意も「慣れ」が大切です。何でも始めるときは緊張するしギクシャクします。何でもそうですが、「慣れ」です。そういうことを言うのが当たり前になっていけばいいのです。最初は決意が必要かもしれないですが、声をかけてみて「いいよ」「今日はノー」ということが分かれば、とっても楽です。その方がお互いに安心できるし、そうすることで相手への感謝、愛着、尊敬の気持ちが育っていきます。その気になれば、お互いに変わっていけます。

性に関することを口にすること自体に、抵抗がある人もいるかもしれません。「ここまであけすけに聞いていいものかな」とためらう気持ちもあるでしょう。しかしいったん「別に恥ずかしいことではない」と思えてしまえば、案外気にならなくなるでしょう。

注意すべきポイントとして、性行為中の「特定の行為に対する拒否」というのがあります。性行為自体には同意しているものの、特定の行為(例えば口腔性交や肛門性交など)に対して拒否を示したにもかかわらず、強行された場合には、不同意性交等罪に問われる可能性があります。

また、「体調不良や拒否を無視した強制的な性行為」もしてはいけません。交際相手が体調不良を訴えていたり、明確に拒否していたにもかかわらず性行為を強要した場合、不同意性交等罪に問われる可能性があります。特に、相手が負傷している場合や、医療機関を受診している場合は、警察が介入する可能性が高くなります。

相手が明確に拒否している行為を強行することは、たとえ親密な交際関係にあったとしても、重大な法的リスクを伴います。性行為の際は、相手の意向を十分に尊重することが重要です。

次回は、夫婦間における不同意性交等罪について、書いてみたいと思います。

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セラピスト兼カウンセラーのstar です。

美容と健康にとても効果のあるsexが楽しめるよう、お手伝いをしています。

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