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オイルマッサージは、オイルを使ってマッサージを行うことで、血行が良くなり、体が温まります。また、性感帯を刺激することで、性的にも効果があることから、マンネリ化した夫婦やカップルの間で人気があります。
肩こりを緩和するなどの医業類似行為のマッサージではなく、癒やしやスキンシップのためのラブラブ・マッサージは、性行為の前戯としての効果が期待できます。
オイルを使う理由は、肌への摩擦刺激などの皮膚の負担軽減と、手の滑りがよくなるのでマッサージ効果を高めることができるからです。
マッサージオイルは、スクワランオイル、ホホバオイル、スイートアーモンドオイルが一般的です。
スクワランオイルは、成分の構造が人の皮脂と非常に近いため、肌が弱い人にもおすすめです。保湿効果、肌をやわらかく保つ効果、バリア機能を高める働きなどが期待できます。
ホホバオイルは、肌に馴染みやすく、ムラなく肌に伸び、素肌の水分調整をしてくれます。
スイートアーモンドオイルは、皮膚の水分蒸発を抑え、皮膚に柔らかさを付与し、肌なじみが良く、刺激も軽いです。乾燥肌のケアにもおすすめです。
ラブラブ・オイルマッサージの主な手技は、さする、もむ、押す、の3種類です。強すぎず、早すぎず、気持ち良いと感じる力加減で行います。
①さする:オイルのついた指と手のひらを使い、軽くさすります。これにより硬くなった筋肉をゆるめます。新陳代謝を高める効果も期待できます。また、やや強くさすると、ピンポイントで部位を刺激することができ、老廃物の排出を促すことが期待できます。
②もむ:手のひらや指の腹といった、面積の広い部分を使って圧力を加えます。少し深いところにある体の組織にアプローチできます。硬直をゆるめて、新陳代謝を促します。体の活性化が期待できます。
③押す:オイルのついた手のひらや指で、圧力を加えて押します。持続的に押すことは、神経や筋肉の硬直を抑制するとされています。断続的に押すことは、血液やリンパの流れを促すとされています。
肩のマッサージは、①オイルの付いた手で、首から肩に向かって軽めにさすります。
②肩の内側から外側へ、人差し指・中指・薬指をそろえて、円を描くようにしてもみほぐします。左右同時に行います。
③肩から鎖骨のくぼみを通し、頭のつけ根までを指圧します。左右同時に行います。
④肩先から腋の下へ向かい、手の平でさすります。左右同時に行います。
脚のマッサージは、①ひざを少し曲げ、手のひら全体で、足首から太もものつけ根へ向かい、脚の表裏をさすります。
②手のひらを肌にしっかり密着させます。足首からひざ裏へ向かって、ふくらはぎをもみほぐしながら、さすりあげます。交互に片手で行います。
③両手の親指の腹で、ふくらはぎの中心からひざ裏まで、押していきます。ひざ裏で手を返し、親指以外の4本の指で太ももの裏からつけ根まで、押していきます。
④両手で太ももの内側と外側をしっかりつかむようにして、もみほぐします。
⑤人差し指、中指、薬指の3本の指をそろえます。それで両くるぶしのまわりを円を描くようにさすり、足の側面を両手ではさみ、太もものつけ根まで撫で上げます。
⑥両手でV字を作り、膝から太もものつけ根に向かって、少し強めにさすります。太もも脇に手を移動させて両手で太ももの左右をさすり、膝に戻ります。
おなかのマッサージは、①両手を重ね、手のひらで、時計まわりに円を描くようにさすります。
②両手を使って交互に、脇腹からおへそに向かって、5本の指で掻き上げるようにして強くさすります。左右行います。
③手のひらを腰にあて、親指と人さし指でL字をつくり、脇腹をはさみこんで、もみほぐします。
④へその下に両手の指先をつけて、そのまま息を吐いてもらいながら、へそに向かって肉を持ち上げるように押していきます。
次回は、夫婦やカップル間で行うラブラブ・性感マッサージについて、書いてみたいと思います。