性感染症の検査

  • 2018-11-8
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性感染症は、早期発見が重要です。

それによって、早期治療による重症化の防止と感染の拡大防止ができます。

一般的には、症状が出たときに医療機関で診察をしてもらいますが、症状が出ていなくても感染の心配があるときは、医療機関等で検査を受けましょう。

感染後、検査で反応が出るまでには期間が必要です。

感染の可能性のある行為をした翌日に検査を受けても、陰性の結果しか出ません。

クラミジア感染症と淋菌感染症は、行為後2週間以降に検査を受ける必要があります。検査結果は1~2日でわかります。

ヘルペスは、行為後8週間以降で、検査結果は5~7日後に。

なお、症状が現れていれば、即日検査が可能です。

梅毒は、行為後6週間以降で、検査結果は1~2日後に。

B型肝炎は、行為後2か月以降ですが、検査結果は20分程度でわかります。

HIV(エイズ)は、検査方法により、行為後2週間から3か月程度です。

NAT検査(核酸増幅検査)は、行為後2週間以降で、検査結果は1週間でわかります。

第四世代抗体抗原検査は、行為後30日以降、検査結果は20分程度でわかります。

第三世代抗体検査は、行為後3か月以降、検査結果は20分程度でわかります。

HIV抗体ができるまでの期間には個人差があるので、検査で陰性になっても、行為後3か月以上経過してから再検査を受ける方が望ましいとされています。

なお、別の原因でHIV陽性反応が出ることもあるので、陽性反応が出た場合は、本当に感染しているかどうか確認検査が行われます。

HIVの感染力は弱く、無防備状態でも感染率は1%未満ですが、たった1回の行為で感染する人もいます。

医療機関等に行かなくても、郵送でHIVやクラミジアなどの検査を受ける方法もあります。

仕事が忙しくて時間がない、他人に知られるのがイヤ、何度も病院に行くのは面倒、健康保険証を使うのはイヤ、診察台で足を開くのに抵抗がある等の理由で医療機関に行くのをためらっている方が利用しています。

性感染症は予防が一番ですが、予防をしていても感染リスクは皆無ではないので、早期発見・早期治療が重要です。治療が遅れれば、それだけ症状が悪化していきます。

不特定多数の人との性的接触が活発な人は、定期的な検査で早期発見に努めましょう。

接客嬢に定期的に性感染症の検査を義務づけている性風俗店であっても、今日現在感染していないことを保証するものではありません。感染のリスクはあります。

自分で予防し、定期的に検査を受けて早期発見するしかありません。

命に関わるHIV感染・エイズ・梅毒や不妊症に関わる性感染症には十分に留意し、性感染症のない楽しいセックスライフをおくりましょう。

無料で性感染症の検査をしてくれるところもあります。それは保健所です。

各自治体の保健所によって実施している検査の内容が異なります。

予約が必要であったり人数制限があるなど、検査の条件等が異なりますので事前に確認しましょう。

ちなみに、群馬県の保健所では、採血によるHIV・梅毒・B型肝炎・C型肝炎、採尿による性器クラミジア感染症・淋菌感染症の検査が受けられます。

問診票の記載内容によっては、うがい液の採取が行われます。

なお、保健所によって曜日や時間が決まっているので、事前の確認や予約が必要です。

性感染症は、誰にでも関係のある病気です。

新しいパートナーができたら、お互いを思いやり、良い関係を築いていくために、一緒に検査を受けて、セーフティセックスを楽しみましょう。

セックスは、お互いを理解しあうための大切なコミュニケーションです。

安心・安全なセックスで、相手と自分のココロとカラダを大切にしましょう。

次は、具体的な性感染症の予防方法について書きたいと思います。

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セラピスト兼カウンセラーのstar です。

美容と健康にとても効果のあるsexが楽しめるよう、お手伝いをしています。

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