学校で教えてくれない避妊方法

  • 2020-1-30
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社会環境の変化や性情報の氾濫、スマホやインターネットの普及などの影響を受け、性行動の低年齢化が進み、十代の望まない妊娠、人工妊娠中絶、性感染症、性犯罪の被害が増加しており、若年層における性に関する健康問題は深刻な状況にあります。

ある県の教育委員会は、性教育実践調査研究委員会を設置し、すべての学校で児童生徒の発達段階や実態に応じた性教育を実施できるようにするための参考資料として冊子を作成しています。

それによると、性感染症の予防には、不特定多数との性的接触を避けること、コンドームを正しく使うことなどが有効であり、また、性感染症を予防できる方法は、「性交をしない」、「コンドームを適切に使う」こと、と当たり前のことが記述されています。

しかし、コンドームを正し<使うことなどが有効と記述しながら、中学校の性教育のテキストにはコンドームの装着の仕方は示されていません。また、性的接触についても、一律の学習や指導は適切でないとされています。

中高生では、個人差はありますが、「彼氏や彼女ができたら性行為をする」ことは特に珍しいことではなくなっています。しかしながら、セックスや避妊について教育される機会は学校の先生の裁量に任されているというのが実状のようです。

2017年の日本性教育協会による調査では、セックスの経験率は、中学生で約5%、高校生で男子14%、女子19%、大学生で男子47%、女子37%です。

2013年の東京都幼・小・中・高心性教育研究会(都性研)による調査では、都内の高校3年生のセックスの経験率は、男子28%、女子18%という結果です。

日本の学校教育では、性行為は「非行」とされる傾向がまだあります。性行為や性に関することを肯定的に学ぶ機会が少なく、教育に携わる人も語りづらさを持っているのが実情だそうです。

現在の学習指導要領では、小学校で「受精に至る過程は取り扱わない」、中学校では「受精・妊娠を取り扱うものとし、妊娠の経過は取り扱わない」という記載があり、「セックスについて教えてはならない」と解釈する学校の先生も多<います。「精子と卵子が結びついて受精する」ことはわかっても、男女それぞれの体内で作られたものがどのように結びつくのか、肝心な点については伏せられたままです。

ある団体の調査によると、高校生の性の知識が浅いことが指摘されています。

2016年に高校生を対象に行ったアンケートでは、排卵が起こる時期や低用量ピルが避妊に効果的であること、月経の問題を改善できることについても、約60~70%の高校生が「わからない」と答えているそうです。

特に低用量ピルは、月経トラブルの改善のために飲んでいたとしても、「ピルはナマでセックスをするための薬」だと思われてしまうから友達には見せられない、という高校生もいるそうです。誤解や偏見を持たせないためにも、学校の性教育は重要です。

また、中高生の問題点として、予期せぬ妊娠、中絶、性感染症が挙げられています。10代の妊娠は数としては減少傾向にありますが、2017年の10代の出産数は約1万件、中絶数は約1万4千件にのぼります。10代で妊娠すると学校を中退せざるを得ないケースも多く、貧困のリスクに繋がります。中絶は心身に大きな傷を残すし、そもそも中絶とはどのようなことが行われるのか、学べる機会もほとんどないでしょう。

性感染症については、クラミジアがいちばん多く身近な病気で、性交経験のある高校生の約10人に1人が感染しているというデータもあるそうです。自覚症状が乏しいため感染しても気づかず、将来的に不妊の原因になることも多いのです。

そのような現状にもかかわらず、コンドームの使い方を学校で教わることはごくまれです。むしろ、東京都の「性教育の手引き」には、「小・中学生にコンドームの装着方法を指導するのは適切ではない」といった記載があるくらいです。

コンドームは、理想的な使用での年間失敗率は2%ですが、一般的な使用での年間失敗率は18%で、1年間に5~6人にひとりは妊娠する確率です。

正しい使い方を教える必要があるし、避妊については、女性は低用量ピルなど他の選択肢があることや、もし避妊に失敗した時はアフターピル(緊急避妊薬)があることを教えるべきだと思います。

中高生に避妊を教えるうえでのポイントは、使い方も大事ですが、なぜ使わなければいけないのか、という責任についても教えてあげるべきだと思います。

避妊は単に子どもを作らない、という目的だけでなく、相手と自分の人生を守る術でもあること。もしセックスをするのであれば、妊娠する可能性があること。また、それに伴う責任の取り方について、伝えてあげましょう。

万が一の事態(妊娠)を避けるために避妊はとても重要です。まずは、①正しい知識を持つことの大切さ、さらに、②パートナーを大切にする気持ち、③コミュニケーションを取ることの大切さ、を伝えてあげましょう。

これは、大人の性教育においても重要なことだと思います。

次回は、避妊手術について、書いてみたいと思います。



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