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セックスをすればするほど、心も身体も若返ります。セックスは、人間の本能であり、生きる原動力です。異性への関心や性欲が失われると、人間としての活力が失われ、それが健康を損なうことにもつながります。セックスをすれば、さまざまな脳内物質やホルモンが分泌され、結果として、心と身体を健康に保つことができます。サプリよりも遙かに優れたアンチエイジング効果が得られます。
素敵な異性が現れたり、恋をしたりすると、トキメキやドキドキ感が生じます。男性は、それによってテストステロンというホルモンが分泌され、それが脳の性欲中枢を刺激して、セックスがしたくなったり、勃起力のアップにつながります。
ときめきホルモンと呼ばれるのは、PEA（フェニルエチルアミン）という脳内で分泌されるホルモンです。PEAは、恋愛ホルモンとも呼ばれ、恋愛の初期段階で活性化し、濃度が上がるとドーパミン（快感ホルモン）、セロトニン（幸せホルモン）、エンドルフィン（陶酔感を感じるホルモン）といった、高揚感をもたらすホルモンが活性化されます。
女性は、恋をすると綺麗になります。それは、相手に好かれるためにダイエットをする、スキンケアをこまめに行う、ファッショに気を遣う、メイクの研究をする、などが大きな要因です。しかし、それだけではありません。女性は、恋をすると無意識のうちに、肌艶がよくなったり、瞳が潤みキラキラとしたり、可愛い行動を取ることがあります。これは、女性ホルモンであるエストロゲンが大きく関係しています。トキメキを感じると、エストロゲンが活発に分泌され、アンチエイジング効果や女性らしさが出てきます。
ワクワクドキドキするだけでも、エストロゲンの分泌が活発になります。トキメキは大切ですが、トキメキは心の問題。中高年になると、今さら恋をするのも難しいし、夫にトキメキを感じるのも厳しいでしょう。しかし、諦めてはいけません。
メイクやファッション、下着にまでとことんこだわり、今日はどこかで出会いがあるかもしれないと想像を膨らませ、ワクワクして過ごすのです。趣味の会や食事会、カフェやバーなど、男性との交流が可能になる場に積極的に出かけて、その際には、あえて隙を作り、声をかけられやすい雰囲気にしましょう。日常と違う場で初対面の男性とコミュニケーションをとることは、トキメキをアップし、ドキドキを増やします。
親密になって、キスをしたり、抱きしめられたりすることで、「愛情ホルモン」とも言われるオキシトシンが分泌されます。また、愛撫やセックスによって、「快感ホルモン」であるエンドルフィンの分泌にもつながります。
そして、セックスをすることで、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンも分泌されます。これはストレスを緩和する働きがあるので、心が穏やかになったり、眠りにつきやすくなる効果があります。セックスは、滋養強壮剤よりもずっと効き目のある万能薬です。セックスによって性力と体力をアップさせ、またセックスがしたくなる。そんな好循環こそ、若返りセックスの根幹です。
前戯の大切さは、アンチエイジングの面でも大きな意味があります。特に、キスは重要です。お互いの舌と唾液をからませることで粘膜の密着感が高まり、オキシトシンの分泌をさらに促します。オキシトシンは脳を活性化する働きがあり、刺激に対する反応が良くなるので、セックスにおいても感度が高まる効果もあります。いつまでもセックスに貪欲で旺盛な女性は、若々しく見えます。
セックスでオーガズムに達した後は驚くほどぐっすり深く眠れます。血行もよくなって翌日は顔色も良いし、冷え性も感じなくなります。セックスで胸や乳首を刺激されると、その後数日はブラジャーがきつく感じるくらい胸が張る人もいます。張りのある胸をキープしたいために、貪欲にセックスを求める人もいます。50回のオナニーより１回のセックスの方が効果的です。
騎乗位から対面座位を経て正常位へと、挿入したまま順に変化し、徐々に絶頂に向かうことで、トキめいた時などに出るPEAというホルモンの分泌がより活性化します。PEAは肌艶が良くなるなどの若返り効果があります。
騎乗位から対面座位を経て正常位へというのは、女性の満足感が極めて高い体位の流れです。まずは女性が主導権を握り、騎乗位で自分から腰をグラインドさせ、膣内の自分が当てたいポイントにペニスを当てることで１回イキます。続いて対面座位で挿入したまま貪り合うように抱き合ったりキスしたりしながら、胸やお腹、そしてアソコの擦れ合いを感じ合って、１回イキます。さらに最後は男性に主導権を譲って、見つめ合いながら正常位で一緒にイキます。男性が１回イク間に女性は３回イケます。女性にとっては１粒で３度美味しい、最高の体位の組み合わせだと思います。
男性にとっても、テストステロンの分泌が盛んになると、血行がよくなり、体力がアップします。するとセックスの持続力も高まるという好循環が生まれます。そして男性としての自信がつけば、同時に免疫力も上がり、病気になりにくくなります。英国の研究チームが45～59歳の中高年男性を対象に射精の回数と死亡率について追跡調査を行なったところ、１週間に２回以上セックスしている人は、１か月に１度もセックスしていない人に比べて、死亡率が半分以下だったという結果が出たそうです。さらに、射精する回数が多い人は、少ない人に比べて前立腺がんのリスクが低下したという研究もあるという。前立腺が収縮し、血流が促進されるからだそうです。セックスによって健康を増進しましょう。
次回は、浮気相手と夫のセックスの違い、について書いてみたいと思います。
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