夜這いの始まり

  • 2023-1-21
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夜這い(よばい)とは、夜間、男性が性的関係を求めて、女性のもとに通うことです。辞書には、「夜、恋人のもとへ忍んで通うこと。特に、男が女の寝所に忍び入って情を通じること。」「結婚を求めて言い寄ること。求婚すること。」と書いてあります。

夜這いが始まったのは歴史的にずいぶん古く、古事記や万葉集にも記されています。また、「竹取物語」や「源氏物語」にも記述されています。

古事記には、「大国主神」の項に、「高志国に 賢し女を 有りと聞かして 麗し女を 有りと聞こして さ婚ひに あり立し 婚ひに あり通わせ …」とあります。

「婚ひ」は「よばい」と読みます。この文章は、「越の国(こしのくに=北陸)に賢い女性や美しい女性がいるとお聞きになり、求婚のためにしげしげとお出かけになり、通い続けられ…」という意味です。

万葉集には、巻十三に、天皇が夜這いに出かけた際にうたった歌と、相手の女性がうたった歌が記されています。

天皇は、「泊瀬の国に夜這いに来たところ、雪が降って雨も降ってきて、雉や鶏が鳴いて夜が明けてしまった。家の中に入って、一緒に寝たい、さあ、早くこの戸を開けなさい」という意味の歌をうたっています。

女性は、「夜這いに来てくださった我が天皇よ、奥の部屋には母が、入口に近い床には父が寝ています。私が起きて出て行こうとしたら、母や父が気づいてしまいます。そうこうしているうちに夜は明けてしまいました。こんなにも思うようにならない、人目を忍ばなければならない女なんです」という意味の歌をうたっています。

古い時代の日本での夫婦関係は「妻問い婚」(つまどいこん)という婚姻形態でした。これは、夫婦は別々に住んでいて、夫が妻のもとへ通うという形態で、まだ社会制度も確立していなかった時代、「一夫一妻制」という概念も無かった時代に、夜這いという風習(結婚形態)はごく普通に行われていました。

源氏物語では、平安貴族の男性が、夜な夜な、女性の家を訪れることが描かれています。この「夜這い」というのは、現在思い浮かべるようなものとは、内容が異なります。当時の夜這いは、結婚に至るまでの段取りのひとつでした。

夜這いは、全く知らない女性の家に、了解も得ないで突然行くということではなく、夜這いすることを、女性は事前に「同意」している(来ることを知っていた)のでした。といっても、顔見知りであったとは限りません。会ったことはなくても、少なくともお互いに「存在」を知り、男性が意中の女性に「和歌」を贈っては、何度もやりとりするなどしました。そして、お互いに相手を思うようになると、夜間、暗くなってから、男性が女性の屋敷に通って、初めて会ったということになります。

身分の高い家の女性は、基本的に自分の屋敷から外には出ませんので、このような会い方になったということになります。また、親しい人以外は、御簾(みす=スダレのようなもの)を介してでないと、顔も見れないので、その若い女性が、美人かも不明です。

そのため、貴族の子弟は意中の女性を見つけようと必死で、美しい女性がいるらしいという噂を耳にすると垣間見(かいまみ=覗き見)をしたりしていました。また、年頃の娘を持つ貴族の親は、自分の娘の噂を、わざと流して、興味をひくように仕向けていました。

こうして好みの女性を見つけた男性は、その女性に懸想文(けそうぶみ=恋文)を贈ります。この手紙は、本人の手に渡る前に乳母や女房(侍女)たちによって「審査」されました。審査の対象となるのは、文章や和歌が巧みか、字は上手いか、身分や女性関係はどうか、出世の見込みはあるか、どんな性格か、などです。これらをクリアして初めて、手紙は女性へ渡されます。

また女性の方は、最初は女房が代筆した返事を送り、その後自筆の手紙を送ります。そして親の同意が得られたら、女房が手引きをして、吉日の夜に男性が女性の部屋へ赴くことになります。これが、いわゆる夜這いです。

貴族の男性の場合、見つからないようにコソコソと行く訳ではなく、牛車に乗り、供を連れて行くこともありました。相手の女性の家でも、女房以外の家人は、気が付いても、知らないふりをしていたといいます。

このようにして一夜を共にした後に、後朝の歌(きぬぎぬのうた)を贈り、さらに3日間続けて女性のところに通います。3日通うと「あなたを棄てません」という誓いとなります。一夜限りの関係では単なる浮気とみなされるのです。

そして、正式に婚姻が成立するのが、3日目に行われる露顕(ところあらわし)の儀と三日夜餅(みかよのもち)の儀が済んでからです。三日夜の餅の儀は、3日目の朝に三日夜餅という祝餅でもって催される祝宴のことです。この宴は、両家そろってではなく、花嫁の両親と一族にお披露目するというものでした。三日夜餅を花婿と花嫁が食べると婚姻成立です。婚姻が成立しても、夫婦は同居せず、男性が女性のもとへ通う妻問婚という通い婚の形式でした。

次回は、村落における夜這いについて、書いてみたいと思います。

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セラピスト兼カウンセラーのstar です。

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