勃起の仕組み(続編)

  • 2018-11-28
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勃起の仕組みは、単純そうで実は複雑です。

勃起が起こるためには、神経や血管が正常に働くことの他に、さまざまな体内物質が関わっています。

血液が陰茎海綿体に流れ込むことで勃起は起こりますが、この時に重要な役割を果たす物質が、一酸化窒素とサイクリックGMPという物質です。

一酸化窒素は、生体内で、血管内皮細胞の働きで、アルギニンと酵素によって生成されます。

アルギニンは、腸管と腎臓によってアンモニアから生成されます。

性的な刺激を受けると、その情報が陰茎に伝わり、陰茎海綿体の中に一酸化窒素が放出されて、それが血管や筋肉に作用し、サイクリックGMPという物質が増えます。

サイクリックGMPが増えると、血管が拡がり血液が大量に流れ込むので、スポンジ状の組織である陰茎海綿体に血液が充満します。

血管内皮細胞は、一酸化窒素により周囲の平滑筋を弛緩させ、心臓の冠動脈を拡張させて血液供給を増やし、全身の動脈を拡張させて血流量を増やすという働きをします。

参考までに、硝酸化合物は生体内で一酸化窒素に変化することから、ニトログリセリンなどの硝酸化合物が心臓病の治療薬として用いられています。

サイクリックGMPは、体内で生成される自然の血管拡張剤であり、これが細胞内で増えることによって平滑筋がゆるみ、血液が陰茎海綿体に大量に流れ込んで勃起します。

しかし陰茎海綿体には、これを分解してしまうPDE5という酵素も豊富に存在しており、両者のせめぎ合いが起きます。

性的興奮が鎮まった後に勃起が収まるのは、PDE5の存在のおかげです。

セックスが終わった後に、いつまでも勃起状態が続くと困りますよね。

性的興奮が鎮まり、PDE5によって分解されるサイクリックGMPの割合が多くなってくると、サイクリックGMPによって広がっていた血管は再び収縮し、充満していた陰茎海綿体の血液は体内に戻っていきます。

すると陰茎も柔らかくなり、元の状態になります。

しかし性交時にPDE5が増えすぎてしまうと、サイクリックGMPが分解されてしまい、勃起が妨げられてEDにつながります。

バイアグラなどのED治療薬は、このPDE5の働きを阻害することでサイクリックGMPを増やし、勃起しやすい状態に導く薬です。

正常な勃起をするためには、神経、血管、陰茎海綿体等の器官が正常に機能することが必須条件ですが、さらに、一酸化窒素の放出、サイクリックGMPの増加など、さまざまな働きが行われる必要があります。

それらのいずれかに問題が生じると、EDになります。

EDには、動脈硬化や糖尿病が関わっている場合もあります。

性的に興奮しても勃起が起こらない、勃起しても中折れするなどの症状がある場合は、隠れ動脈硬化や隠れ糖尿病の恐れもあるので、勃起機能に異常を感じたら、一度医療機関で診てもらいましょう。

なお、テストステロン(男性ホルモン)も、性欲を高める働きのほかに、神経や血管に作用し、一酸化窒素や一酸化窒素の放出によって作られるサイクリックGMPを生産し、勃起を促すという、大切な働きをしているといわれています。

加齢によってテストステロンの分泌が減少しますが、比例して一酸化窒素の放出量も減少していきます。

一酸化窒素は勃起に関わるほかに、様々な効用があります。

次回は、一酸化窒素について書いてみたいと思います。



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