マッサージと風営法

  • 2022-11-21
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マッサージには、大まかに言って3種類あります。①医業類似行為であるマッサージは、国家資格(免許)を持った、あん摩マッサージ指圧師が行うもので、一般的なマッサージのことです。②癒やしのリラクゼーション・マッサージは、国家資格も風営法に基づく許可も届出もいらないもので、誰でも開業できます。③性感マッサージ・回春マッサージは、性風俗営業であり、風営法に基づく警察への届出が必要です。

 例えば、アロマオイルマッサージは、女性セラピストが男性クライアントの体に直接触れますが、射精のサービスはなく、紙パンツを穿くなどして性器の露出をしないので、性風俗営業の届出は必要ありません。また、リンパマッサージなどでは、鼠径部を触るようなきわどいサービスもありますが、射精のサービスはないので、性風俗営業の届出は必要ありません。仮に、鼠径部への施術でたまたま局部に手が触れてしまったとしても、それは偶発的な「事故」とみなされます。

エステというマッサージ店は、国家資格を持ったあん摩マッサージ指圧師が施術を行う店ではなく、性的なサービスがある性風俗店と性的なサービスがない健全なエステ店の2種類があります。性的なサービスを行っている女性向けの「性感エステ」や男性向けの「回春エステ」は、性風俗営業となり、風営法が適用され、届出が必要です。

健全なエステ店は、基本的にオイルマッサージや指圧マッサージのみを行うため、風営法の対象にはなりません。ただし、性的なサービスはしないと言っておきながら、従業員に性的なサービスを行わせる違法エステ店も存在します。

たまに、違法マッサージ店の経営者や従業員が風営法違反の容疑で逮捕されるという記事を見ますが、これは、表向きは「癒やし」のリラクゼーション・マッサージを行うと表現しておきながら、実際には性的サービスを行っていたというものです。

店のホームページで性的なサービスを匂わせたり、口コミで性的なサービスの記述があったり、通報があった場合は、警察が内偵に入ることがあります。そして、あるとき、警察官が令状をもって店にやってきて、逮捕されるという事態になります。

風営法2条5項には、「この法律において「性風俗関連特殊営業」とは、店舗型性風俗特殊営業、無店舗型性風俗特殊営業、映像送信型性風俗特殊営業、店舗型電話異性紹介営業及び無店舗型電話異性紹介営業をいう」と規定されています。

6項には、「この法律において「店舗型性風俗特殊営業」とは、次の各号のいずれかに該当する営業をいう」とされ、2号に、「個室を設け、当該個室において異性の客の性的好奇心に応じてその客に接触する役務を提供する営業」と規定されています。

性的サービスを行うマッサージ店は、「店舗型性風俗特殊営業」と分類されており、27条1項には、「店舗型性風俗特殊営業を営もうとする者は、店舗型性風俗特殊営業の種別(第2条第6項各号に規定する店舗型性風俗特殊営業の種別をいう。以下同じ。)に応じて、営業所ごとに、当該営業所の所在地を管轄する公安委員会に、次の事項を記載した届出書を提出しなければならない。(以下略)」と規定されています。

つまり、公安委員会への届出を出さずに性的サービスを提供するマッサージ店を経営すれば、無許可営業となり、風営法違反となってしまいます。無許可営業での風営法違反の罰則は、52条で「6月以下の懲役若しくは100万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する」と規定されています。

なお、風営法違反には、「禁止地域営業」で摘発されるケースも発生しています。規制の厳しい東京都内では、店舗型の店は原則新規開店はできません。

したがって、派遣型の営業が増えてきています。風営法2条7項に「この法律において「無店舗型性風俗特殊営業」とは、次の各号のいずれかに該当する営業をいう」とあり、1号に「人の住居又は人の宿泊の用に供する施設において異性の客の性的好奇心に応じてその客に接触する役務を提供する営業で、当該役務を行う者を、その客の依頼を受けて派遣することにより営むもの」と規定されています。 

利用客の自宅に出向いたり、利用客が滞在するホテルやラブホテル等に出向く形になります。風俗店が確保したホテルや指定したホテルは、店舗とみなされ違法になるので、施術場所は、利用客が確保することになります。

なお、風営法では、「異性の客」とあるので、同性を対象にした性的サービスは性風俗営業の規制対象外です。また、「営業」となっているので、無料の場合も、規制対象外です。

ホームページで堂々と無料の性感マッサージを宣伝している個人もいます。手マン、クンニなど、あらゆる性的行為が可能です。無料なので、売春防止法で禁止されている売春行為にも該当しません。ただし、18歳未満の場合は青少年保護育成条例で処罰されるので、利用年齢は18歳以上となっています。

無料であることから、施術者が利用者に条件を付けているところもあります。年齢や体重の条件は普通にありますが、中には容姿にも条件を付けているところもあります。これでは、ボランティアではなく、施術者がだだヤリたいだけという印象を受けてしまいます。

次回は、異性の性器に触れることもある「タントラ・マッサージ」と風営法について、書いてみたいと思います。

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セラピスト兼カウンセラーのstar です。

美容と健康にとても効果のあるsexが楽しめるよう、お手伝いをしています。

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