房中術と陰陽五行思想

  • 2023-7-22
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房中術を行うにあたって注意すべき点は、ポジティブな心で行うことです。ナーバスな心境をセックスで忘れようとすることは、房中術では良くない行為だとされています。心がネガティブだと、結果は望んだ通りには行きません。ネガティブな心境で行うセックスは有毒です。効果を存分に引き出すためには、ポジティブシンキングが重要です。

房中術では、どちらかの一方的なセックスは禁忌とされています。その場の雰囲気に押され、その気がないままセックスを行うことはやめましょう。お互いにムード作りを大切にして、充分にやる気が高まってから行うことが最適です。お互いを想い合い、ロマンティックなムードになるように相手を誘導していきましょう。もしどうしても気分が乗らないときは、相手に率直に伝えましょう。無理にセックスを行うと、逆効果になってしまいます。行為をしなくとも、パートナーと抱き合ったりするだけで充分効果があります。

房中術では、水分を取ることは非常に重要なことであると考えられています。新鮮な水を飲むことは、水から清浄な気を取り入れることになります。またセックスを行う前に、必ずシャワーを浴びるようにしましょう。房中術の効果が上がると言われていますし、なにより衛生的にもメリットがあります。

房中術においては、行為前のイチャイチャはしっかりと行うこととされています。特に女性にとって、充分な準備が整わない状態での行為は痛みも伴い、苦痛なものです。そうならないためにも、パートナーとの前戯はしっかりと行いましょう。お互いを愛おしみ、肌を触れ合うことで、おのずと楽しいセックスの準備が整います。お互いを大事にすれば、自然と房中術が提唱する方法で、セックスを行うことができるでしょう。

房中術においては、精気をみだりに漏らさないとされています。精気を漏らすとは、射精の意味もありますが、その他にも体力を無駄に消費しないという意味も含まれます。房中術及び道教では、自然であることを尊びます。自然であることが健康につながると考えられているからです。したがって、精気を無駄に漏らすことは、不自然なことなのです。

逆に、全く精気を漏らさないのも不自然です。パートナーとの行為は、人間の自然な欲求の一つです。食欲や睡眠欲と共に、必要欠くべからざるものです。つまりそれを押し殺すということは、非常に不自然な状態であり、悪影響を及ぼす可能性があります。房中術が提唱する方法は、禁欲期間を長く取りすぎず、適度にセックスを行うことです。月に何回かが理想的だと言われています。禁欲生活を続けることで、いざというときに節度ある行為ができない可能性があるという側面もあります。適度な運動は健康にとってプラスですが、運動しすぎるのもまた毒になります。セックスも同じで、度が過ぎることは、良いことではありません。パートナーと共に、一回の行為をじっくり楽しんで行うことが、一番良い方法と言えます。

次回は、男女交合の実践法である仙道房中術について、書いてみたいと思います。

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セラピスト兼カウンセラーのstar です。

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