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房中術は、昔の中国の王侯貴族に向けて書かれたものであり、男性本位の性指南書のように思えますが、実際は、セックスの前には女性をリラックスさせるようにと、その具体的な方法が書かれています。
権力者に向けての指南書ですが、いきなり女性をベッドに押し倒して意のままに楽しむ、などとは書かれていません。男性はムードを高め、女性が抵抗なく男性を受け入れることができるように、女性の心身をリラックスさせることが肝要と、具体的な愛撫の方法が書かれています。
「およそ初めて交会(交接)するときは、男は女の左に座り、女は男の右に座る。つぎに男は、両足を投げ出して座り、女を胸の中に抱える。そこで細い腰のくびれを抱え込みながら、女の体を撫で回すと、女は身を任せてきてお互いの心は一つになる」と記述されています。
つまり、男性が座って女性を抱っこした形になって、女性の全身を愛撫することから始めよ、と説いています。皇帝ならば、押し倒そうが何をしようが、どんな女性も思いのままに、自分の欲望を満たすことが可能ですが、房中術では、セックスの前には、女性を優しく愛撫することから始めるように、と教えています。
念入りに愛撫をすれば、女性もリラックスしてきて、あとは男性に何をされようが、なすがままになるでしょう。初めて床をともにするときは、慎重に手順を踏むことが大切です。
女性は、性に対する心理的抵抗感が強いので、ムードが高まり、キスをされ、服を脱がされて、全身を愛撫される、という手順を踏まないと、性的興奮が高まらないという傾向にあります。いくら相手の男性が好きでも、いきなり押し倒されたのでは、ムードが吹き飛んで、女性は欲望自体が消え去ってしまいます。
「抱いたり、締めたりすると、お互いがその気になり、二人の唇が開く。男は女の下唇を含み、女は男の上唇を含みながら、同時に吸いあって、唾液を飲む。それから、やわらかく舌をかんだり唇を吸ったり、頭を抱えて引き寄せてみたり、くっついて耳をつまんだりする。上半身ではやんわりと愛撫しながら、下半身は少し強めにたたいたり、左右の耳のうしろを吸ったりもする。そうしていると、恥じらいがすっかり解消する」と記述されています。
女性がその気になってきたら、自分から抱擁を求め、体を密約させてきます。そして、男女の唇が自然に合わさることになります。濃厚なキスを交わすことになりますが、房中術では、このときに唾液を交換するとされています。これは、女性の唾液が男性のエネルギーの元になると考えられていたからです。
唾液の交換は、刺激的な行為で、男性が奮い立つことから、エネルギー源と考えられたのでしょう。
全身を愛撫され、キスを交わしたりすると、女性も、恥じらいが薄れ、体の緊張もほぐれてきます。こうした状態まで愛撫を加えれば、局部に手を伸ばしても、拒絶されることはなくなります。愛撫で女性をリラックスさせるという房中術の教えは、現代でも教訓になります。
女性の性感は、触覚への刺激が脳に伝わり、それが快感として転化されたものです。女性の側に受け入れ体勢ができていないと、触覚が快感に転化されず、ただ単にくすぐったいだけです。
たとえば、首筋に性感がある女性は少なくないですが、これは、体を許してもよいと思った男性に触れられたときだけで、そうでない男性にされたときは、何も感じないか、くすぐったいだけです。
セックスにおいて、前戯は重要です。女性に深い快感を味わってもらうためには、前戯をいかに念入りにするかにかかっています。
女性の性感帯は、全身にあります。といっても、ただ触ればいいというものではありません。性感というのは、触覚の転化です。脳で快感と転化するためには、優しい刺激が肝要です。あまりに強く触ると、痛いだけで、ムードは吹っ飛んでしまいます。
乳首を強く摘ままれると気持ち良いという女性もいます。女性によって感じ方はいろいろです。その日の状況や体調によっても変わってきます。相手の女性に聞きながら、加減をしましょう。
クリトリスはとても敏感な性感帯です。AVでは、強く刺激すると、女優が身もだえて、凄く感じているように見えますが、あれは演技です。AVを見た男性が興奮して射精をしやすいように演技をしているのです。
真似をして、激しくクリトリスを刺激すると、女性は痛くて身もだえてしまいます。快感など全く得ていません。激しい痛みを感じているだけです。クリトリスと相同器官である男性のペニスの先端を強く擦ると、快感ではなく痛みを感じるのと同様です。愛撫は優しくしましょう。
次回は、房中術で教える、具体的な前戯の方法について、書いてみたいと思います。