夫婦間における不同意性交等罪

  • 2025-4-19
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夫婦間であっても、相手の同意なしに性行為を強要すれば、不同意性交等罪(刑法177条)に問われる可能性があります。刑法177条1項には「婚姻関係の有無にかかわらず同罪を適用する」と規定されており、夫婦間であっても、相手が同意しない場合に性行為を強要すれば、処罰の対象となります。

なお、不同意性交等罪は性別を問わず成立するため、妻が夫に対して上記の行為を行った場合も処罰の対象となります。

一般的に、夫婦間には性行為を求める権利とそれに応じる義務があるとされています。しかし性交に応じる義務があるからといって、強制的な性交を認めるものではありません。民法には性交に応じる義務が明文化されていないため、応じないことが直ちに法的な問題となるわけではなく、あくまで夫婦間の合意を基にした関係が求められます。同意を得ずに性行為に及んでもよいというわけではありません。

性行為は夫婦の関係を円滑に保つために重要な要素である一方、それはあくまで双方の合意が前提となります。

性交に応じる義務は法律に明記されているわけではなく、これを果たさなければ離婚事由になるということを意味しているに過ぎません。そのため、嫌がる夫・妻と無理やり性行為をすると、不同意性交等罪に問われる可能性が出てきます。夫婦なのだから、同意を得ることなくいつでも性行為をしても問題ないというのは間違いです。

このように、夫婦だからといって、同意なしに性行為を強制することは法律上認められず、常に相手の意思を尊重する必要があります。しかし、性的同意について、夫婦であっても性的な行為の都度に必要なのか、と疑問に思う方もいると思います。

結婚していても、性的同意は必要です。結婚することはセックスがいつでも自由にできるという保証ではありません。性的接触がなかったり、婚外で性的接触を行ったりすると、離婚の原因になりますが、夫婦はセックスをしなければならないということではありません。性的同意は結婚しているからルーズにしていいということではありません。そういう人たちの性的な振る舞いが身勝手になりやすいのです。夫婦であっても、相手の体に触れることに同意をとるのがエチケットです。

むしろ、結婚している人だからこそ、性的同意が大切だといえると思います。学校で性について学ぶ機会がなく、性に関する情報源は「成人向け雑誌やAV」などが中心だった場合、「女は嫌と言ってもそのまま突き進めば応じるものだ」とか、「挿入してしまえば女は快感を得るんだ」とか、そういうデタラメな女性観をおもしろおかしく読み取ってしまいがちです。正確な性知識を学ぶチャンスは全くなかった、といっても過言ではありません。

夫婦間で発生する可能性のある不同意性交等罪に関するトラブルには、さまざまなケースがあります。具体的な事例は次の通りです。

①性行為の時点では明確な同意があったものの、後になって「本当は嫌だった」と言われるケースがあります。例えば、性行為後に喧嘩をしたり、別れ話が出たりしたことをきっかけに、「不同意だった」と主張されることがあります。

②配偶者が体調不良を訴えていたり、明確に拒否していたにもかかわらず性行為を強要した場合、不同意性交等罪に問われる可能性があります。特に、相手が負傷している場合や、医療機関を受診している場合は、警察が介入する可能性が高くなります。

③経済的な格差や生活支配によって、相手が性行為を拒否しづらい状況に追い込まれるケースもあります。例えば、生活費を渡さない、経済的に依存させるなどの行為によって「同意せざるを得ない」状況を作り出していた場合、それは自由な意思による同意とは認められず、不同意性交等罪の要件を満たす可能性があります。

④性行為の前に明確に同意があったにもかかわらず、浮気や不倫が発覚したことをきっかけに「実は同意していなかった」と主張されるケースがあります。たとえば、配偶者が裏切られたことに怒りを感じ、過去の性行為を不同意性交等罪として警察に相談する場合があります。

⑤性行為自体には同意しているものの、特定の行為(口腔性交や肛門性交など)に対して拒否を示したにもかかわらず、強行された場合には、不同意性交等罪に問われる可能性があります。特に、相手が負傷した場合や、強い精神的苦痛を訴えた場合には、警察の介入があり得ます。

夫婦間での性交であっても、相手の同意がなければ、不同意性交等罪(刑法177条)が適用され、逮捕や起訴に至る可能性があります。 ただし、家庭内の問題として扱われることが多いため、第三者間の不同意性交と比べると、警察に被害申告されるケースは限られるのが実情です。

しかし、長年にわたるDVやモラハラによって相手が抵抗できない状況にある場合や、暴力を伴う悪質なケースでは、逮捕の可能性が高まります。 継続的な暴力が確認されると、警察が積極的に介入し、逮捕に踏み切ることもあります。

次回は、最近話題になっている女性用風俗について、書いてみたいと思います。

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セラピスト兼カウンセラーのstar です。

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