相手の女性を好きになると支配欲が出てきます。自分の思い通りにしたい、具体的には呼び出したらすぐに応じろ、とか。嵩じてくると、言葉でねじ伏せたり、行動でねじ伏せたり、相手を力で押さえ込むことに魅力を感じたりします。
支配欲とは、その名の通り相手のことを支配したい、相手を自分の管理下に置いておきたい、自分の意のままにしたい、と思う感情のことを言います。
支配欲は束縛と言われる場合もあります。付き合っている人妻に対して夫とはセックスをするなとか、露出の多い服は着るなとか、自分とのデートの時はノーパン、ノーブラで来い、などと指図をします。
支配欲が強い男性は、相手を自分の言いなりにさせたいという気持ちが強く、相手が拒否することで怒りや焦り、寂しさなど様々な感情から気持ちが混乱してしまいます。
強い支配欲を抱く男性は、多くの場合自分に自信がないからこそ、相手の女性を自分の管理下に置きたいと思います。自分に自信がなく、普通にしていたら自分は好かれることのない人間で、嫌われてしまうと思っているから、興味関心を惹いて、なんとかして女性の気持ちが自分から離れないようにしています。
支配欲が強い男性の特徴は、①主導権を握りたいという意識が強いことです。
デートにおいてもセックスにおいても、自分が男らしくリードしたいという気持ちが強いことが特徴の一つです。
そして、②自分は彼女の唯一としての存在でありたいと願っていることです。
女性から見た最高の彼氏や最高の男性であり続けたいというプライドから、女性が離れていくことを恐れる余り、自分以外の男性にほんのわずかでも目を向けて欲しくない、自分の代わりなど見つけて欲しくないという気持ちが強いです。
また、③誰にも奪われたくないという独占欲が強烈に働いていることです。
誰かに奪われてしまうのではないかという不安感から、大切な女性を繋いでおきたい衝動に駆られ、相手の行動までもコントロールしておきたいという支配欲や征服欲を持っています。支配欲が強い男性は、自分のテリトリーを守りたいという意識が強いだけではなく、自分の所有物に対して他者からの侵害を非常に嫌います。
さらに、④自信がないということも挙げられます。
支配欲が強い男性が束縛したり制限したりする行動に走る理由は、自分に自信がないからです。根底の心理は自分自身に魅力があると思えないからです。
他に魅力的な男性が現れたら自分よりもそちらの男性に彼女や意中の女性の心が引き寄せられてしまうのではないかという不安が強く残っているからです。
自信がないと、女性のちょっとしたそぶりでさえも気になります。自分の目の届かないところで他の男性と会っているのではないかと、疑心暗鬼になります。
支配欲が強い男性の特徴は、⑤名前の呼び方にも拘ります。
例えば、初対面だったとしても、少し話したあとはなるべく呼び捨てで呼ぼうとします。呼び捨ての方がお互いの距離も一気に縮まると思い込んでいます。多くの女性は、恋人でもない男性から呼び捨てで呼ばれるのをとても嫌います。
そして、⑥何かにつけて束縛してきます。
他の男性と関わらせないために、男性も集まるオフ会には行かせないようにしたり、行ったらその内容を根掘り葉掘り聞いたり、露出の多い衣服を着るなと言ったりします。
支配欲が強い男性の特徴は、⑦負けず嫌いです。
無意識下で劣等感や不安感を払拭したいという願望があるからです。
そして、⑧何をするにも直ぐ手が出るなど、暴力的な人が多いです。
言葉や精神的な暴力によって内面から支配することも特徴です。相手の気持ちを考えないで、どんな手段を使ってでも、自分色に染めようとします。相手を自分の所有物のように扱います。
支配欲が強い男性の特徴は、⑨自己チューです。
人に自分のやり方や考えなどを押しつけようとする特徴があります。周囲の人間よりも自分が一番と考え、他人の気持ちを理解しようとしません。
支配欲が強い男性への対処法としては、①冷静に淡々と理論で対応する、②適度な距離を取る、と良いと思います。
支配欲が強い男性は、反論されると間違いなく感情的になります。あくまで冷静に淡々と、なおかつ理論がしっかりした内容で相手に反論しましょう。
支配欲が強い男性は、自分の思い通りに物事を進めたい、相手に言うことを聞いて欲しいという傾向にあります。
そうした人たちとは適度な距離を取るということが重要です。LINEやメールの返事は直ぐにではなく時間を空けるようにしましょう。
なお、支配欲が強い男性と完全に距離を取ってしまうと、相手はもっと強い行動に出て、言うことを聞かせようとしたりするので、適度な距離というのが大切です。
次回は、征服欲について、詳しく書いてみたいと思います。