人はどんなきっかけでＳＭの世界に足を踏み入れるのでしょう。それは、十人十色です。知人やクライアントやその他いろんな人に聞いてみました。
○目隠しや拘束が興奮のスイッチ
Ａ子さんの上司は、厳しく仕事を教えてくれる人で、叱られたときは怖いけど、その後は飲みに連れて行ってくれて、よく頑張ったなと、フォローをしてくれる優しい男性。そんな「飴と鞭」に惹かれて、ついに親密な関係に。
ある日、ラブホで、上司がちょっと試してみようと、Ａ子さんに目隠しをして、押さえつけてきた。何も見えなくて身動きもとれず、びっくりして抵抗。しかし、上司はそれ以上何もせず放置。いつもしてくれるクンニや愛撫も無し。そんな状況に、焦れてきて、いつの間にか凄く濡れてきて…。
すると上司は、何もしてないのに凄く濡れてるね、と耳元で囁いてきた。恥ずかしさと同時に、もの凄く興奮してしまった。アソコに息を吹きかけられたり、ちょっと触られるだけで感じてしまい、Ａ子さんの方から、入れて欲しいと懇願したとか。
そのとき初めて中イキを体験。それ以来、ＳＭプレイにはまり込んだそうです。
人は目隠しをされることで、外界を把握していた８割の感覚が奪われることになり、五感のうち残りの嗅覚・聴覚・味覚・触覚が研ぎ澄まされ、普段よりも敏感になってしまいます。視覚を想像で補おうとすることで、いつも以上の性的興奮を感じてしまいます。
○羞恥心が快楽を高める要素
Ｂ子さんは、先輩男性社員と倉庫で販促品の片付けをしていて、ふと手が触れ合って、だんだんとそういう雰囲気に。先輩が強引に服を脱がそうとしてきたから、こんなところじゃダメと言ったら、先輩は逆に興奮。Ｂ子さんは、誰か来るかもしれない、見られたらヤバいと思って、最初は声を押し殺していたけど、ブラを外され乳首を舐められ始めると、声を出しちゃいけないと我慢するほど余計に感じてしまって、とうとう最後まで。
Ｂ子さんは、この体験をきっかけに、誰かにバレてしまうかもしれない、と羞恥心を感じるシチュエーションにハマってしまったという。先輩の提案でノーパンデート。近所の公園の家族連れもいる中でノーパンと思うと興奮。アソコがビショ濡れになるそうです。
心理学では、禁止されるとやりたくなるという背徳感のことを、カリギュラ効果と言います。道徳的にここまでやっていいのかという状態が、より性に積極的にさせ、高揚につながります。また、普段とは違う新しいシチュエーションに身を置くことで、支配と服従の関係が生まれ、お互いの新しい関係性を見つけて距離が縮まるきっかけになります。
○言葉責めで凄く興奮
Ｃ子さんは不倫相手の男性から受けた言葉責めがきっかけでした。普段は優しい口調の彼から、あるとき、こんなふうにヤラれて気持ち良いの？、もっと激しくされたいんだろ？、と上から目線で言われたギャップに、Ｃ子さんは凄く興奮してしまったそうです。
いわゆる言葉責めには、なじる、お願いさせる、実況する、の３段階があります。
Ｍ女性は、こんなコトされて気持ちいいの？、というようになじりを受けることで、淫らに感じてしまっていることに高揚感を感じます。
どうして欲しいの？、と聞かれたら、我慢できずに、こうして欲しいとお願いしてしまい、自分の発した言葉の恥ずかしさに、さらに興奮してしまいます。
恥ずかしいプレイで感じている姿を耳元で実況されたら、そんなに淫らな状態なんだと想像を膨らませて、羞恥心がよりいっそう興奮を高めてしまいます。
○ＳＭショーを観たら、アソコがビッショリ
Ｄ子さんは、サークルで知り合った男女２人ずつの４人で飲んでいた時に話題が出て、盛り上がってＳＭバーに行ってみたそうです。普通のバーのようにカウンターがあって、店内には鞭や縄などの器具が掛けられていて。網タイツを穿いた女性が鞭を持ってカウンターに立っていたり、客席では隣席の男性の指をくわえている女性がいたり。
そこでは、ＳＭショーも行われていました。天井から吊した縄にモデルが縛られたり、女王様が男性に蝋を垂らしたり、というＳＭプレイを観たそうです。その姿が美しくもあり、ゾクゾク感もあり、気がついたらアソコがビッショリ。自然とカップルが成立し、最近は、いろんなＳＭの道具が揃えてあるラブホがお気に入りだそうです。
○ＡＶを観て試したら、彼のアソコがピンピンに
Ｅ子さんは、ラブホで彼と一緒に観たＡＶがきっかけでした。女王様が鞭で叩いたり、男性がひれ伏すようにしていて、なんか面白そうと思って、彼に試してみたくなったそうです。裸になった彼にタオルで目隠しをして、ベルトで叩いてみたら、彼が興奮して、アソコがピンピンに。そのまま跨がって、固いモノを堪能したそうです。
それ以来、Ｅ子さんは、ＳＭプレイが大好きになったとか。
次回は、ＳＭ入門について、書いてみたいと思います。
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