緊急避妊薬(アフターピル)

  • 2020-2-24
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何らかの事情で避妊に失敗した場合、望まない妊娠を避けるために、緊急避妊薬(アフターピル)という薬があります。

避妊ができずに性交に至ったり、避妊に失敗した場合、また、レイプなど性交渉を強要され避妊ができなかったという場合は、すぐに産婦人科を受診し、医師の判断に従って、避妊できなかった性交後、72時間以内に緊急避妊薬を1回服用し、その12時間後にもう1回服用します。

緊急避妊薬は望まない妊娠を避けるための最終手段として使用される薬ですが、緊急避妊薬を服用しても100%避妊ができるわけではありません。(失敗率2%)

性交後72時間以内に緊急避妊薬を服用することで、緊急避妊薬に含まれる女性ホルモンが排卵を遅らせ、子宮内膜への着床を阻害することで避妊効果が期待できます。なお、緊急避妊薬は中絶薬ではないため、受精卵が着床してから服用しても効果はありません。

緊急避妊薬服用後は、1~3週間後に生理のような出血が起こるため、本来の生理予定日からずれる可能性があります。早まる場合も遅れる場合も両方起こりうるため、服用後にすぐ生理が来なくても心配はいりません。服用から3週間たっても生理がこない場合は、妊娠している可能性があるため、検査薬の使用や病院の受診が必要です。

緊急避妊薬は、婦人科やレディースクリニック等の病院で入手が可能です。ただし、事前に緊急避妊薬の取り扱いがあるかどうか確認しましょう。

緊急避妊薬の処方に年齢制限はなく、生殖可能な年代であれば処方してくれる病院がほとんどです。未成年の場合も通常は本人の受診だけで処方してもらえます。

薬の価格は病院によって異なりますが、1万~1万5千円のところが多いようです。

緊急避妊薬を服用することがないように、日頃からピルや子宮内避妊具による確実な避妊方法を選択するようにしましょう。

避妊に対する正しい知識を身につけ、自分の身は自分で守ることが大切です。

病院等で診察を受けなければ処方してもらえませんが、性犯罪被害者などは産婦人科での対面診療に心的負担を強いられることが多く、妊娠のリスクがあるにもかかわらず受診をためらい、緊急避妊薬の処方を受けられずに望まない妊娠をしてしまうケースがあることが問題となっていることから、こうした問題を解決するため、2015年に性被害の相談を受け付ける窓口の医師などが「心理的な状態から対面診療が困難と判断した場合」等は、緊急避妊薬のオンライン処方を可能とすることが決まりました。

しかし、「オンライン診療では正確な診察を行うことができないため避妊に失敗した後のフォローなどができない」という懸念があることから、緊急避妊薬のオンライン処方を利用する場合は、「調剤薬局の薬剤師の前で服用すること」や「服用3週間後の産婦人科への受診勧奨を徹底すること」などが条件として付けられています。

具体的には、オンライン処方を利用できるのは、地方に住んでいるなど、対面で処方してくれる医療機関が近くにない女性か、女性の健康に関する相談窓口等の医師が、女性の心理的に対面診療が困難と判断した場合、に限られます。

このうち心理的に対面診療が困難なケースは、性暴力の被害者を想定したものです。

女性の健康に関する相談窓口とは、各自治体などに設けられている、女性健康支援センター、婦人相談所、性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター、などです。

そして、緊急避妊薬のオンライン処方を希望する場合は、①いったん相談窓口に連絡して心理的に対面診療が困難かどうかを医師に判断してもらった上で、②オンライン処方に対応してくれる医師の診療を受け、③郵送された処方箋を持って調剤薬局に行き、④薬剤師の前で服用する、というステップを72時間以内に踏むことになります。

このように、オンライン処方は可能となりましたが、服用するまでのハードルが劇的に下がったわけではありません。

ここまで厳しい制限が設定された理由は、①簡単に手に入るようになれば、適切な避妊が行われなくなる、②性犯罪被害が疑われるケースに対して、十分な対応ができない、③転売や悪用など、不正利用のリスクがある、④緊急避妊薬を服用しても完全に避妊できるわけではない、等の懸念があるためだとされています。

また、日本産科婦人科学会と日本産婦人科医会の医師が、緊急避妊薬の処方はかなり高度な産婦人科の専門知識を要する、処方するときの責任は非常に重い、付け焼き刃の研修ではなかなか会得できない等、処方のハードルを下げるのに反対したことも大きく影響していると言われています。

望まない妊娠で起こり得る健康や人生上のリスクから女性を守ることを考えると、海外では既に薬局で購入できるOTC薬(市販薬)になっていることを踏まえ、日本でも早期に解禁されるべきと考えます。

ちなみに、日本でも過去にOTC化が検討されましたが、やはり日本産科婦人科学会や日本産婦人科医会の反対で実現しなかったそうです。

緊急避妊薬は個人輸入で入手することは可能ですが、偽物には注意しましょう。

次回は、避妊のウソ(都市伝説)について、書いてみたいと思います。

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