[PR] 利根書店・マニアックなDVDもアダルトグッズも豊富に取り揃えております♬
妊活とは、①妊娠についての正しい知識を身につけ、自分の体の状態を把握し、妊娠するために前向きに活動すること、②将来、自然に妊娠しやすくするための体作りや生活スタイルを整えること、をいいます。
一般的には、子どもが欲しいと望んで性交をすれば妊娠できるものですが、妊娠しやすいタイミングに性交を行っても、必ずしも妊娠できるわけではありません。
女性の年齢とともに妊娠のしやすさは低下していき、それとともに不妊の頻度が高くなります。たとえば、35~39歳の女性は25~29歳の女性よりも不妊症の割合が2倍以上になるという報告もあります。
女性の社会進出などにより、平均的な結婚年齢が高くなり、妊娠年齢も上がっています。1980年には第一子を出産した女性の平均年齢はおよそ26歳だったのに対し、2018年はおよそ31歳となっています。
結婚に年齢の制限はありませんが、流産の確率は年齢とともに上がり、高齢出産にはリスクが伴います。例えば、ダウン症などの染色体異常児が生まれる可能性が高くなる、胎児や母体に影響のある病気にかかりやすくなる、などです。
妊活は、妊娠を希望している女性だけが取り組むものではありません。今は妊娠を希望していないけど将来的にしたい女性や、パートナーの男性も対象に含まれます。妊活は、男女一緒に取り組むことが重要です。
妊娠とは、排卵、受精、着床という過程を経て、女性の子宮内膜で受精卵が発育していく状態を指します。そして、約10か月後に出産に至ります。
女性の体の中に2つある卵巣では、「卵胞」と呼ばれる卵子の元となる細胞が育てられています。たくさんの卵胞のうちの1つが、卵子として成熟し、月1回の周期で卵巣の壁を破って外に飛び出します(排卵)。
卵子はその後、卵管の先端にある卵管采(らんかんさい)にキャッチされ、精子を待つことになります。卵子が生きていられるのは、排卵後約24時間です。精巣の中で毎日作られる男性の精子は、性交により女性の腟内に射精され、その後自ら動いて、子宮口から子宮内に入り、さらに卵管に向かいます。
卵子と精子が卵管膨大部で合体(受精)すると、受精卵となります。基本的には1個の卵子につき、1個の精子が合体します。一度受精卵になると、他の精子が入ってこないように受精膜が形成されます。受精卵は、何度も細胞分裂を繰り返しながら成長し、約4日かけて子宮にたどり着きます。受精卵が子宮内膜に根を下ろして母体と結びつくことを「着床」といいます。この着床の段階で、妊娠が成立します。
精子は、睾丸の中にある「精巣」で作られます。原材料はたんぱく質で、およそ74日間かけて精原細胞から精子になります。作られた精子は、精子の通り道(精管)を成長しながら通って、陰茎から体外に排出(射精)されます。
1回で射精される精子は、個人差や体調によって異なりますが、約2~3億個で、その寿命は射精後3~5日です。また、卵管に到達するまでに精子の99%は死滅し、最終的に到達できるのは200個ほどです。
精液の匂いや色は、精液を構成している前立腺液や精嚢分泌液の割合や混ざり具合によって生じます。また、男性の体調や射精時のオーガズムの仕方によっても違います。
男性は一日に、5千万~1億個の精子を作っています。卵子はもともと卵巣に貯蔵されている原始卵胞が成熟して排卵されるので、在庫はどんどん減っていきますが、精子は、毎日新しく作り続けられています。
精巣には最大10億個の精子を保存でき、一回の射精で約2~3億個の精子を出すことができます。精子の質を保つ意味でも、2~3日に1回の射精がちょうど良いといわれています。
精子は数があれば良いというわけではなく、質が良いかどうかが、妊娠しやすいかどうかに深く関わっています。一般的に精子の質とは、精子の運動率のことをいいます。
射精された後、子宮内をしっかりと前進して卵子にたどり着けるかどうかは、とても重要です。運動率が低いと、いくら数があっても卵子までたどり着けないという可能性もあります。
精子の寿命は射精後3~5日、卵子の寿命は排卵後約1日であることを考えると、排卵日直前に性交を行って、先に精子を女性の体内に注入しておくのが妊娠をめざすコツです。
妊娠率を高めるためには、精子の数を増やしたり、運動率を高めたり、質を良くしておかなければいけません。男性の生活習慣によって、精子の質は左右されます。ポイントは、アルコールの摂取量を控える、栄養をバランス良く、果物や野菜を食べる、肥満を解消する、禁煙する、精巣を温め過ぎないようにする、陰嚢を締めつけない、ことです。
次回は、女性が行う妊活について、書いてみたいと思います。