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日本国内での不妊治療においては、精子ドナーについて、「血液型を合わせる」こと以外の選択はできない運用になっています。ドナーの情報を見て選ぶことはできません。同一のドナーから提供を受けて2人以上の子を妊娠することもできません。
また、法的に婚姻している夫婦以外への精子提供は行われていません。性的マイノリティーや選択的シングルマザーへの不妊治療・精子提供は対象外となっています。したがって、精子バンクを利用して妊娠するには、国外の精子バンクに頼るしかありません。
日本産科婦人科学会は「家族関係が複雑になる」として親族(血縁者)からの精子提供を認めていません。しかし、精子を確保しやすいこと、子どもへの愛着がわきやすいという理由で、親族からの精子提供を希望するカップルもいます。現実に、知り合いや親族から精子の提供を受ける事例が存在します。なお、不妊治療における卵子提供は、第三者からの無償での提供は現実には困難であることから、例外として、本人の親族(血族および姻族)や知人などからの提供も可能とされています。
一方で、日本国内には、インターネット上で、医療機関として公的に認められた精子バンクではなく、医療機関を介さずにシリンジ法やタイミング法による精子提供を行っている個人、団体、サービスが存在します。
日本国内で非配偶者間人工授精治療を受けられない、血縁関係を伴う子が欲しいLGBTカップルや同性カップル、あるいは精子提供者の素性を把握したいという精子提供希望者の受け皿になっています。これには、様々なリスクがありますが、現実には多数存在しています。
医学的なリスクとしては、①不潔な操作で採取されシリンジで膣に注入されることで雑菌が混じる可能性がある。②ドナーがHIV、B型肝炎、梅毒、クラミジアなどに感染していれば精液を介して女性や子が感染する可能性がある。③ドナーが遺伝的な疾患を持っている場合、子に必要な情報が伝わらない。④精子の状態が不良で妊娠する能力がない精液を提供している可能性もある。等です。
社会的なリスクとしては、お互いに匿名のため、①子にドナーの情報を伝えることができない。②会いたくなくても付きまとわれる危険性もある。③「タイミング法」と称して性行為を執拗に求めるドナーもいる。等です。
ある精子提供マッチングサイトでは、精子提供者の登録条件は、①心身ともに健康で、性病などの罹患なく性病検査の診断書が提出できる、②遺伝病等の子への影響があるとされる病気がない、③精子提供後、被提供者への一切のコンタクトをしない、④安易な性行為目的や金銭目的などではなく、心から妊娠を望む女性への精子提供のボランティアである、等となっています。初期登録料は3万円で、精子提供活動をした場合は、女性から、シリンジ提供1回につき1万円、タイミング法(性行為)による提供1回につき1万円が受領でき、交通費やホテル代等も女性が実費負担となっています。
精子提供を希望する女性は、精子提供者として登録している男性ボランティアの一覧の中から、地域・血液型・容姿等のタイプなどから条件に合う精子ドナーを見つけて、候補者としてコンタクトします。条件が合えば男性から返事が来て、実際に面談し、対応可能な日時タイミングや提供費用、提供方法(シリンジ法かタイミング法か)について希望を伝えた上で、精子ドナーと条件を相互に確認して合意します。
シリンジ法は、①所定の場所で待ち合わせをして容器を男性に手渡し、②男性がトイレ等で容器に射精、③容器に精液を採取したらそのまま女性に手渡し、④女性はあらかじめ近場に用意した部屋か自宅にて、シリンジと呼ばれる針の付いていない注射器により膣内に精液を注入する。というものです。
タイミング法は、女性の排卵日を予想して、排卵のタイミングに合わせてセックスをして精子を提供する方法です。シリンジ提供に比べて女性のコスト負担(ホテル代等)が大きいですが、自然な手順で精子提供を行える唯一の方法で、少しでも妊娠確立を高めるために、パートナー同意の上でタイミング法を選択する人も多数います。通常のセックスと同じように、十分なコミュニケーションやスキンシップをとるなどの配慮も重要です。
掲示板サイトやマッチングサイトは、提供者や希望者が連絡先や条件などの内容をやり取りできますが、登録者がウソをつくことも可能です。利用する場合は慎重な判断が求められます。面談で直接確認をするようになっていますが、ウソを見抜くことは難しいです。
SNSは誰でも手軽にアカウントを作って始めることができるため、提示内容の裏付けや安全な提供の保障はなく、仲裁者もいないため様々なリスクが存在しているのが実態です。自分オリジナルのホームページ、ブログ等も簡単に作成できます。文面だけでは、提供者の人となり、人格や倫理観は分からないので、ページの見た目だけで判断するのは危険です。伝えられた情報に虚偽や不足がないか等、細心の注意が必要です。ドナーの登録に相応のハードルを設けているところもあるようですが、ドナーの登録前の確認が不十分または不透明で、マッチングした後の介入に消極的なサイトが大多数を占めています。
最近の事例では、SNSで精子ドナーを探し、実際に出産に至った女性が、ドナーの男性の学歴や国籍がウソであり、だまされて望まない相手と性交渉をして妊娠という被害を受けたとして、3億円超の損害賠償を求めた訴訟が起こされています。
次回は、精子バンクを巡る諸問題、について書いてみたいと思います。