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長年セックスレスが続くと、「膣なんかもうどうでもいい」と思って、放置する人が多くいます。膣のケアを怠ると、指も入らないぐらいに、膣が硬くなって、悲惨な状態になります。
女性ホルモンが豊富に分泌されているうちは大丈夫ですが、更年期に差しかかると、膣は他の臓器に比べて環境が悪くなりやすいです。女性ホルモンの低下とともに、知らず知らずに劣化して、硬くなってしまいます。
硬くなった結果、性交痛が起きてセックスができない身体になってしまいます。50代で新しい男性と知り合って、いざセックスをしようとしたら、膣が硬くなっていて、挿入ができない。それが原因で別れてしまった人もいます。
更年期を迎えると、女性ホルモンが減って男性ホルモンの割合が増えることによって、性欲が増す女性もいます。それなのに、「もう年だから」と、長年セックスを遠ざけていると、いざやろうとしても「できない膣」になっています。
セックスを諦めていると、膣は、劣化してカチカチに硬くなってしまいます。でも、外性器や膣のマッサージ、骨盤底筋群体操などの「膣活」をやれば、膣は甦ります。
骨盤内にある膣の血流がよくなり、痛みが軽減され、「膣の締まり」も良くなります。膣を保湿することで、気や血の巡りが良くなり、肌や体調が良くなることにもつながります。
膣ケアにより、砂漠みたいにカラカラだった膣が潤いを取り戻し、女性としての自信も甦ってきます。若々しい膣を取り戻して、「いつでもセックスができる」という精神的な余裕もできます。
セックスをすることで、萎縮性膣炎などの下半身の疾患が治る女性もいます。60歳以上の女性で、実際にセックスをしている割合は10～20％と言われていますが、できるのに諦めている女性が多いです。女性が本気でセックスに前向きになれば、「死ぬまでセックス」が楽しめます。
女性は、もっとセックスに積極的になった方がいいです。女性は、自分がイケないと、「男が下手くそだから」と相手のせいにしがちです。自分がどうやったらイケるのか、膣のどこが感じるのかを知り、自分の快楽の追求を男性に任せない。そういう姿勢が大事だと思います。
日本の女性は、「性に鈍感な方が上品」という間違った感覚を持っているので、女性は恥じらいながら男性から責められるという図式がパターン化しています。
現状では、セックスがどんどんワンパターン化して、貧弱になってきつつあるようです。女性は、自分の膣が男性にとって具合の良い膣なのか、そうでないのか、知るべきだと思います。男性と互いに話し合って、セックスを豊かにしていくのが理想です。マグロ状態で男性任せにしていては、本当に気持ち良いセックスはできません。
日本の女性は本音を言えない人がまだまだ多いです。外国では女性のセックスもオープンで、女性用の精力剤も普及しています。日本では、男性は女性の膣のことは、ちっとも分かっていません。男性誌では女性をイカせるテクニックはやっていますが、本当に大事なことは、全然知らないままです。
男性は、女性の膣の変化に気づいてくれません。女性自身が、自分で触ったりして、膣の状態を確認しないといけません。だから、セックスだけではなくて、オナニーも重要。状態も確認できるし。一週間に一度はオーガズムを得なければ、膣は健康を保てません。
男性は殆どがオナニーをしていますが、女性はする人は少ないようです。オナニーは、絶対にした方が良いです。オナニーで女性器を潤しておくと、廃用性萎縮で膣がカチカチに硬くなってしまうのを防ぐことができます。
オナニーはクリトリスを弄る人が多いですが、クリトリスを刺激すると、かえって膣が乾いたり、精神的に不安定になったりすると言われています。若いころはクリトリスで感じますが、歳をとってくると膣の方が敏感になります。
オナニーをするのは恥ずかしいこと、と考えている女性が多いです。美人な女性ほど、オナニーをしていません。若い時から絶え間なく男性と付き合っていると、セックスだけで満足ですから。でも歳をとって、急に男性との接触が減ると危ないです。オナニーをする習慣がないから、膣に潤いがなくなって、硬くなってしまいます。相手がいてもいなくても、オナニーの習慣はもっていた方がいいです。
オナニーを肯定すると、性欲も肯定できます。性欲はあって当然のものです。膣のためにも、セックスやオナニーはどんどんやるべきです。そして、自分の膣としっかり向き合うことは本当に大事です。
60歳を過ぎれば女も終わりだと思っている女性が多いようですが、70歳になっても80歳になってもセックスを楽しんでいる女性はいます。膣のケアさえしていれば、今はセックスレスでも、素敵な男性が現れた時に、すぐにでもセックスを楽しむことができます。
次回は、膣を若々しく保つための具体的な方法について、書いてみたいと思います。
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