加齢と性感

人の皮膚感覚は、年齢とともに鈍って、反応も遅くなります。セックスにおいても例外ではありません。年齢とともに肌の性感は鈍ります。

唇、舌、顔、生殖器の表面など、人の皮膚に分布して、軽いタッチにも敏感なマイスナー小体などの感覚受容器は、年齢とともに減少します。成長を終えた20歳頃から、感覚受容器の絶対数の減少が起こり、その密度も減少していきます。

加えて、感覚受容器が捉えた刺激を脳に伝える神経線維の電気信号の速度も遅くなってしまいます。つまり加齢によって、刺激が感じにくくなり、伝わりにくくなって、セックスにおいても性感が落ちるということなってしまいます。

しかし、女性は、年齢とともに性感が増して気持ち良くなっていきます。

女性の性感は開発型であり、神経的にもホルモン的にも非常に複雑なので、肉体的な能力の低下に反して、性感が良くなるという現象が起きてしまいます。

女性の本質的なオーガズムは、膣やポルチオから起きています。膣オーガズムやポルチオオーガズムの誘発に関係するのは、迷走神経であり、皮膚感覚からではありません。

迷走神経の快感伝達回路が繋がることと、皮膚の感覚受容器が減少することとは、全く違う次元で起きています。女性は、個人差はありますが、一般的に、30代後半から40代に中イキに目覚め、50代に完全開花することが多いと言われます。

更に、女性は、30代後半から女性ホルモンのエストロゲンが低下して、性欲ホルモンであるテストステロン(男性ホルモン)の比率が増して、性欲が高まります。

テストステロンは、クリトリスも活性化します。したがって、クリトリスの感覚受容器が減少していっても、それを補っていると考えられます。

女性は、40代50代と年齢が進み性経験を積み重ねて、オーガズムの主体がクリトリスから膣やポルチオに移り、しかも性欲が増して、更にクリトリスも活性化されます。

このように、女性は、年齢とともに、性感や性欲が低下するどころか、ますます増強されていきます。

しかし、皮膚の感覚受容器は確実に減少していき、膣やポルチオやクリトリス以外の性感帯の感度は年齢とともに次第に低下していきます。耳、首筋、脇の下、乳首、小陰唇などのこれまでソフトなタッチを求めていた性感帯も、40歳を超えるとより強い刺激を求めるようになります。熟年女性のクリトリスが割と強い刺激を求めるのは、感覚受容器の減少によるものであると考えられます。

一方、男性は、年齢とともに、皮膚の感覚受容器は減少します。それによって、皮膚感覚は低下し、男性の性感は落ちます。

若い時のような強い快感がなくなってしまうので、より強い刺激を求めてしまいます。また、加齢とともに、EDになる可能性もあります。

普通のセックスで満足できなくなると、征服欲や支配欲を満足させるために、緊縛や鞭やろうそく責めなどのSMに走ることもあります。

しかし、この性感の低下は、決して悪いことばかりではありません。

例えば、早漏が年齢とともに収まってきます。感覚受容器の減少のおかげで、ペニスは感じにくくなり、挿入後も長持ちするようになって、女性を悦ばすことができるようになってきます。

快感の減少とともに、セックスの本質への理解が深まって、若い頃は自分の快楽中心だったセックスが、女性を楽しませるセックスに変わっていくことになります。

女性は、30歳後半になると、性欲も高まり、オーガズムも開花していきますが、一方で男性は、社会的な責任が高まりストレスが増幅していきます。

性感が鈍ることで、男性はおおまかに2つの方向に進みます。

一つは、ペニスも勃たなくなり性感も衰えることで、セックスレスになる人です。セックスに興味を失い、枯れていく人も多いようです。

もう一つは、女性をイカせることに燃え上がる人です。

人の筋肉や神経は、使わないと廃用性の萎縮を起こし、ますます鈍化していきますが、衰える筋肉や神経も、日々使うことでその鈍化を鈍らせることができます。

歳を取ったからと諦めないでください、シニアの人生においては、性的な充実も必要です。

セックスは、QOL(生活の質)を高めるために重要な行為です。周囲に迷惑がかからない範囲で、可能な限り刺激を追い求めましょう。70代、80代になっても現役を目指しましょう。女性との接触を絶やさなければ、ペニスも元気に働き続けてくれます。

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