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プレジャーワンドは、膣内をマッサージし、快感につながる神経を育てるための、センシュアルなアイテムとしてデザインされたグッズです。セルフプレジャー（オナニー）用としても使用されています。プレジャー（pleasure）とは「歓喜」を、ワンド（wand）とは「魔法の杖」を意味しています。ヨニワンドの名称で売られているグッズもあります。
セルフプレジャーは、クリトリスを刺激するだけでは足りません。膣の中に指を入れて、膣壁や子宮口（子宮頸部）を刺激することが大事です。ワンドを挿入することで、膣壁や子宮頸部を刺激することができます。
子宮頸部を刺激することによって性的快感を得れば、オキシトシンが放出されて、ストレスを緩和できます。オキシトシンは、健康長寿ホルモンとも呼ばれ、高齢者の筋力維持にも必要なホルモンです。骨盤底筋群の筋力維持のためにも、必要なものです。
ワンドは、すんなり入る人、なかなか入らない人、様々です。初めに膣周りをほぐすようにマッサージしておくと、入りやすくなります。慣れるまでは、ワンドを膣の入り口付近に沿わせたり、膣口に触れる感覚を感じることからスタートします。
挿入するときは、人肌くらいのお湯に浸けて、ワンドを温めます。天然石は割れる原因となるので、熱湯を使ってはいけません。呼吸を整え、膣を意識し、リラックスして挿入します。何も付けなくても挿入できますが、どうしても入りにくい場合は、潤滑ゼリーかオイルをつけて挿入します。
挿入した後は、その日の自分の身体が求める心地良い感覚に身を委ねて、男性にこんな風にして欲しいと思うように、丁寧に、膣内をマッサージしていきます。硬いところ、痛いところは、ゆっくり時間をかけてほぐします。硬いところには、感情が溜まっていることも多く、そこをほぐしていると涙が出てくる人もいるそうです。柔らかくなると、痛かったところが、気持ちの良い場所に変わったりもします。気持ち良いところは、振動をかけてあげるのもいいです。
大人のおもちゃはシリコン製で、挿入するときに小陰唇を巻き込んだりして入りにくいですが、天然石やガラス製のワンドは、滑りが良いので、巻き込むことなく入りやすいです。ガラスで作られたグッズは、素材に、耐久性・耐熱性が高く医療・理化学用として用いられるホウケイ酸ガラスが使用されています。温めたり冷やしたりしても、大丈夫です。
天然石で作られたグッズは、それぞれの石特有の色や美しさや質感があり、マジカルなパワーを持っているとされ、神秘の世界へ誘ってくれるそうです。また、それぞれの石の波動と相まって、深い癒しと至福の喜びをもたらしてくれるそうです。天然石のヒーリングエネルギーを活用して自分を愛し癒すことができるそうです。
ワンドの形は、細いものや太いもの、まっすぐなものや曲がっているものなど、多種あります。細いワンドは膣で包んでいる感覚が、太いワンドは膣が満たされている感覚が、感じられます。曲がっているワンドは、膣の前側や後ろ側に性感帯がある人に最適です。細い方を使えばＧスポットも色々な角度で繊細に性感開発していくことができます。
両サイドの形状が異なっているワンドは、球状の太いサイドで子宮頸部をマッサージしたりほぐしたりして子宮頸部の緊張を取り除き、Ｓ字カーブの細いサイドでＧスポットを刺激して、Ｇスポットや膣の奥の快感を目覚めさせることをサポートしてくれます。子宮の緊張やコリをほぐし、新しい快感経路を開きます。そして、快楽の高みへと誘います。
膣と子宮頸部にはたくさんのオーガズムスポットがあります。主なものは、Ｇスポット、Ａスポット、ポルチオ（子宮頸部）です。Ｇスポットは、膣の入り口から４～５cmのザラザラしたところ。膣の内側からクリトリスを刺激します。いわゆる潮吹きが起こるのもここです。Ａスポットは、Anterior fornix のＡで、膣円蓋前部という部位。Ｇスポットよりさらに奥、子宮頸部と膣壁の間にあります。側面からポルチオを刺激します。
ポルチオは、膣の最も奥、コリコリした感触のある部分。ポルチオオーガズムでは、脳の松果体からＤＭＴ（ジメチルトリプタミン＝幻覚剤の一種）という、神秘体験の正体といわれるホルモンが分泌されると言われています。通常は指が届かないので、ワンドでポルチオを圧迫剌激しながら、丁寧にほぐしてあげます。
中でオーガズムを得るのが難しい場合は、ワンドでポルチオを圧迫剌激しながら、クリトリスを触ってオーガズムを迎えます。その時に 中も外も一緒に気持ち良くなってポルチオでイッていると、想像することが大事です。やがてポルチオの刺激とクリトリスオーガズムの感覚が結びつき、脳がポルチオでイッたと錯覚し始め、それが現実となります。
ワンドを愛用しているという自営業の女性は、実年齢を聞いてびっくりするほど若々しくて、肌も潤い、艶々しています。毎朝欠かさずワンドを挿入して、太い方で子宮頸部をマッサージしているそうです。そのお陰で、膣の締まりが良く、子宮下垂もないそうです。Ｇスポットを刺激する細い方は殆ど使わないとか。定期的にセックスをしているので、セルフプレジャーは殆どしていないそうです。彼女は、好奇心旺盛で、事業意欲に燃えて、バリバリ仕事をしていて、輝かしく見えました。
参考までに、先日話を伺った方のプレジャーワンドのホームページを記載します。
https://www.peony-lingerie.com/
次回は、セックスで心も身体も若返る、について書いてみたいと思います。
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