[PR]二階堂支配人がおすすめする出会えるサイトはこちらになります!(18禁)
挿入したら、次はピストン運動です。房中術では、さらに女性の興奮が高まり、喉が渇いて、唾を飲み込んだりする第三段階になって、初めてピストン運動を開始する、と説いています。
この段階では、女性は猫撫で声で男性にしがみついてきたりします。これは、女性が哀願しているということです。より強烈な刺激を求めているサインです。
こうしたサインを女性が発するまで、ペニスは動かさずに、焦らしておいて、女性が居ても立ってもいられない状態になって、初めてピストン運動に及びます。
女性の興奮が高まり、愛液の分泌が盛んになり、陰部が滑らかな状態になったら、ペニスを更に奥深く挿入していきます。つまり、女性がオーガズムに達する直前に、子宮を突き上げるように、ペニスを深く挿入する、ということです。
最後に、女性が絶頂に登り詰めると、膣が分泌液で十分に潤って、臀部の方まで流れ出るようになります。この第五段階まで来たら、男性は、ペニスを抜きます。
この段階でペニスを抜くというのは、房中術では「接して漏らさず」というのが理論だからです。
中国の皇帝は、後宮の多数の女性を相手にするため、毎回射精をしていたら、体が持ちません。そのため、射精は極力避けて、おもむろにペニスを抜き取るように、とセックスの指南役である素女は伝授しています。
セックスは、男性が射精して満足するというものではなく、ペニスを巧妙に使って、女性を焦らし、責め立て、女性の興奮を高めていき、女性が深く満足をする、というものであると房中術は説いているように感じられます。
女性の性反応には、①性的刺激を受けて性的興奮を覚える「興奮期」、②呼吸・心拍数・血圧が上がり、膣の奥が広がり、子宮の位置が下がる「高原期(平坦期)」、③イクと呼ばれる「オーガズム期」、④膨らんだ性器が元の大きさに戻る「消退期」があります。
女性器は、性的興奮を覚えはじめると、愛液の分泌が始まり、クリトリスは肥大して、小陰唇が開くなど、ペニスを受け入れやすい状態になっていきます。この段階を、興奮期と呼びます。
興奮が高まってくると、興奮や快感がなだらかに持続する高原期に至ります。膣の奥の約三分の二がだんだんと横に広がり、子宮膣部(ポルチオ)は下がってきます。一方で、注入された精子を膣の外に出さないように、膣の入り口付近が盛り上がり、膣の締め付けが強くなります。
膣の奥が広がって膣が緩んだように感じるのが、バルーン現象ですが、これは、女性がかなり興奮して快感を得ている証拠です。オーガズムが近づいてくると、ポルチオも刺激しやすくなるため、より刺激的なセックスができるようになります。
性的な刺激や興奮が積み重なることで、徐々に「イク」と表現される絶頂へと登り詰めていきます。これがオーガズム期です。女性はオーガズム期にイクと、体の緊張が緩み、膣粘膜の隆起(筋肉)が、0.8秒間隔で強い収縮を起こします。収縮の持続時間は、通常5~6回、多い人では、10~15回です。
消退期には、広がった膣や、肥大したクリトリスは、次第に正常な形に戻りますが、この時に、膣の中にある愛液が外に流れ出します。これは、女性が絶頂に達して、興奮が収まりつつあるという証拠でもあります。
このような状態になったらペニスを引き抜くとは、女性を絶頂に導くことこそがセックスである、と言っているようなものです。男性にそれほどの快感はなくても、じっくりと愛撫を加えて、女性を満足させることが、男性に求められています。
実際問題として、男性の勃起や体力がそこまで持つのか、ということがあります。持たないからこそ、房中術では、挿入前に焦らしに焦らせて、女性の快感を高めよ、と示しているように感じられます。
臀部の方まで愛液が流れ出るようになったらペニスを抜くという房中術の教えは、女性を歓ばせる時は常に完璧であれと、教えているということです。ひとたび交わりの行為に及んだ限りは、女性に深い歓びを与えるのが、男性の義務である、ということです。
ただ闇雲に、挿入して、ピストン運動をしたからといって、女性が満足するとは限りません。女性とベッドをともにするときは、まず第一に、女性の興奮の度合いをつぶさに観察して、じっくりと対処することです。それで初めて、女性に深い歓びを与えることができるでしょう。
挿入前に、女性に深い歓びを与えることができれば、挿入は必ずしも必要ありません。早漏でも、気にすることはありません。挿入前に女性を満足させていますから、三擦り半(みこすりはん)であっても、早漏ではないと言えるかもしれません。
次回は、房中術で教える、ピストン運動のタイミングについて、書いてみたいと思います。