[PR]二階堂支配人がおすすめする出会えるサイトはこちらになります!(18禁)
男性にとっても、女性にとっても、一番深い快感が得られるのは、セックスです。女性のオーガズムに合わせて心置きなく射精することは、男性にとって本懐であるとも言えるでしょう。
しかし、「房中術」は、射精をすればエネルギーを消耗するから慎むべし、と勧めていました。ところが、「房中術」の中に、思い残すことなく存分に射精ができ、快感を楽しむ三十種類の性交体位をまとめた「三十法」(さんじゅっぽう)という項がありました。
クリトリスを刺激して女性だけを歓ばせるような回り道は避け、男性のペニスの性感を高める挿入一本槍で行くべし、と言っているような感じです。男性から見れば、歓びのためだけのセックスを教えてくれているようなものです。
三十種類といっても、最初の四種類は、交わり方ではなく、男女が交接にいたる前の状況の説明です。体を一つにつなぎ合わせるためには、その前に二人の心も一つに溶け合うことが必要です。そのための心得と、男女双方の外性器が性的興奮を示して性交可能になったあたりを説明しています。
①「叙綢繆」(じょちゅうびょう)=男女が相寄り、手足を絡ませたり、体をまさぐる。
②「申繾綣」(しんけんけん)=二人が手を取り合い、仲睦まじく、親しみ合う。
③「曝䚡魚」(ばくさいぎょ)=女性の外性器が興奮した状態になり、エラを空気中にさらした魚が口をパクパクして苦しんでいるような様子を示しています。男性器の挿入を受け入れる準備ができたということです。
④「麒麟角」(きりんかく)=男性も興奮し、勃起してきます。勃起したペニスの形状は、キリンの首を思い起こさせるということです。
次から、具体的な体位についての説明です。
⑤「蚕纏綿」(さんてんめん)=女性は、仰向けに寝ます。男性は、女性の股間に跪いて、挿入します。女性は、上から覆い被さってくる男性の首に両手を回して抱き、女性の両脚は、男性の背に回り込んで交差します。体位の名称は、蚕が繭にまつわる様を表しています。
⑥「竜宛転」(りょうえんてん)=女性は、仰向けに寝て、両膝を曲げて足先を上げます。男性は、女性の腿の間で跪き、左手で女性の両脚を掴み、乳まで持っていきます。右手でペニスを握って膣に挿入します。体位の名称は、竜が身をくねらせる様を表しています。
⑦「魚比目」(ぎょひもく)=男女は、向き合って側臥します。女性は、片脚を男性の上に置き、男性は、両脚を伸ばして女性の足を持ち上げて挿入します。このとき、キスも行います。体位の名称は、二匹の魚が並んで泳ぐ様を表しています。
⑧「燕同心」(えんどうしん)=女性は、仰向けで、両脚を伸ばして開きます。男性が被さり、女性の腰を抱きながら挿入します。体位の名称は、燕が二羽睦み合う様を表しています。
⑨「翡翠交」(ひすいこう)=仰向けに寝た女性が両脚を上げ、その脚の間に男性がしゃがんで、女性の腰を抱きます。ペニスでクリトリス周辺を刺激します。挿入はしません。体位の名称は、カワセミが交尾する様を表しています。
⑩「鴛鴦合」(えんおうごう)=女性は、側臥し、両脚を上げます。男性が背後から女性の下側の脚に乗り、片膝を立てて、その上に女性が上げている脚を乗せます。男性は両手をついて体を支えながら、交わります。体位の名称は、オシドリが交尾する様を表しています。
⑪「空翻蝶」(くうほんちょう)=女性は、仰向けに寝て開脚した男性に向き合って跨がり、両手は自分の膝の上に置いて、この状態で交接します。体位の名称は、蝶が空中を舞う様を表しています。
⑫「背飛鳧」(はいひふ)=男性は、仰向けに寝て、伸ばした脚を開きます。女性は、後ろ向きになって、跨がります。女性は、脚を床につけ、頭を低くして、尻を男性に見せながら、交わります。体位の名称は、鴨が背を見せて飛ぶ様を表しています。
⑬「偃蓋松」(えんがいしょう)=女性は、仰向けに寝て、膝を曲げて両脚を交差させます。男性が覆い被さって、女性の腰を抱きます。女性は、両手で男性の首を抱き、交接します。体位の名称は、這松が洞穴の入口を覆う様を表しています。
⑭「臨壇竹」(りんだんちく)=男女が向き合って直立し、口を吸って抱き合います。この姿勢で交わります。体位の名称は、山に竹が生い茂っている様を表しています。
⑮「鸞雙舞」(らんそうぶ)=女性二人のうちの一人が足を開いて仰臥します。もう一人の女性がその上にうつ伏せで重なり、四つん這いになります。男性は、その後方から、膝立ちで、上下に並んだ二つの女性器と交互に交わります。体位の名称は、二羽の鸞という霊鳥が舞う様を表しています。
次回は、快感を楽しむ体位(続編)について、書いてみたいと思います。