大人のパーティ

  • 2021-4-17
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大人のパーティとは、複数の男女が集まって、自由に乱交するセックスパーティのことです。乱交と表現すると取締当局の目を引くので、カムフラージュで大人のパーティと表現しています。高級ホテルのスイートルーム、ラブホテル、一軒家、マンションの一室などで、ひっそりと開催されています。平日の夜、週末や休日の昼間など、あるいはメンバーによっては平日の昼間にも開催されています。

1回の参加費は、単独男性が1万~2万円。中には4万円というところも。カップルでの参加は2人で単独男性よりも安く、単独女性は無料というケースが多い。パーティに参加する単独女性は、性風俗関係の仕事をしている人も多く、パーティ終了後、主宰者から、ギャラや交通費が支払われることが多い。主宰者が趣味で行っている場合は、飲食代や場所代等の実費を参加人数での割り勘が普通で、中には参加費無料のところもあります。

大人のパーティに参加するためには、参加メンバーによる紹介が必要です。性風俗関係の店や飲み会やイベント等で知り合った会員に紹介してもらいます。中には、摘発のリスク覚悟でSNSや出会い系サイトなどで募集しているところもあります。

参加者の年齢は、20代~30代が中心で、50歳以上の参加を制限しているところもあるし、高齢者が多いところもあります。カップルに限定したり、単独男性の人数を制限しているところもあります。参加費が安いところは、女性の数が少なく、3分の1程度。1人の女性に対して5~6人の男性が群がるというところもあるようです。

開催の形式はいろいろですが、二十数年前に参加したある会では、女性主宰者から男性会員に、参加予定の女性会員の写真やプロフィール付きで、開催日時と開催地域のメールが来て、参加の表明をすると、具体的なホテル名の連絡が来ました。

当日集合時間までにホテルに着いて女性主宰者に電話をすると、部屋番号を告げられ、部屋のドアをノックをすると、ドアの覗き穴から顔の確認があって、ドアが開いて部屋に入り、参加費を支払います。(原則は、事前の口座振り込み。)

その日は、参加者は男女同数で合わせて10人、他に女性主宰者と男性スタッフがいました。女性主宰者と親しい女性参加者が、リビングで料理の盛付けや配膳をして、参加者が揃ったら乾杯で飲食歓談の開始。打ち解けた頃合いでトランプを配って、同じ数字の男女が1回戦のペア。2回戦以降は、自由に誘い合ってペアを組みます。

ペアが決まると、1番から順に2人でバスルームへ行き、出たらベッドルームへ。ツインのベッドルームには、床にも布団が敷かれていて、合わせて4組がプレイできるようになっています。番号順に次々とシャワーを浴びてベッドインします。ベッドルームでは、キスをしたりお互いの体を愛撫したり、そして合体。終わるとリビングに戻って少し休憩。次のペアを組んでまたベッドルームへ。まさに酒池肉林です。開催時間は4時間程度で、多い人は3人くらいとプレイをしています。原則男女が1対1でプレイしますが、同意できた場合は3Pなどもあります。時々男性や女性の奪い合いがあったりもします。

ルールは、避妊のためコンドームの着用は絶対。写真や動画撮影は厳禁。会員同士の連絡先交換も厳禁。連絡先の交換禁止は、表向きはストーカー被害の防止と説明していますが、本音は女性会員が個人営業をしないようにするためです。実際には、合意の上でナマでしたり、連絡先を交換してプライベートで会ったり、個人営業をする人もいました。

会員になるためには、主宰者の面接があります。運転免許証と健康保険証の提示が求められ、危なくない人だとわかると、パーティの概要が説明されます。同意して入会金を振り込むと、開催の連絡が来ます。初めて参加した男性は、緊張して勃起しないことがよくありますが、酒が入ってリラックスするとできるようになる人もいます。他の男性の腰の動きを見るのも、女性の反応を見るのも、いろんな話を聞くのも、勉強になります。

このパーティの女性会員は、会社員、性風俗店で働いている人、大学生や専門学校生、看護師や医師、シングルマザーやごく普通の主婦もいました。女性会員の参加動機は、生活費や学費のため、快楽や癒やしを求めて、等いろいろでした。

最近では、ごく普通の主婦が小遣い稼ぎの目的でパーティの主宰者になるケースが増えています。男女とも参加者は素人ということになり、主宰者は双方から参加費を徴収し、ホテル代や飲食代などに充てた残りは主宰者の懐に入ることになります。

大人のパーティにはリスクもあります。開催場所が固定していたり、出会い系サイトで参加者を募集している場合は、公然わいせつ罪や売春防止法違反で現行犯逮捕されることがあります。密室で行われる特性上摘発されにくいですが、ホテルから「常識では考えられない量の避妊具が放置されている」と警察に相談があり、捜査が進められていた事例もあります。参加女性に報酬や交通費を支払っている場合は、女性は雇われて男性と性行為を行っていたことになり、主宰者は売春防止法違反(管理売春)で逮捕されます。

パーティ参加者は、売春防止法に罰則がないため、参考人として事情聴取されることはあっても、逮捕・拘留されることはありません。しかし、不特定多数の前で性的な行為をしたことで、男女問わず参加者が、公然わいせつ罪の現行犯で逮捕される場合があります。ホテルやマンションなどの密室であっても、ネットなどで参加者を募集したり、参加者がお互いに名前を知らない場合は不特定と判断され、人数が5~6人もいれば多数とみなされます。主宰者は、公然わいせつ幇助罪で逮捕されます。

次回は、スワッピングについて、書いてみたいと思います。

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セラピスト兼カウンセラーのstar です。

美容と健康にとても効果のあるsexが楽しめるよう、お手伝いをしています。

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